仙台セーリング倶楽部のページ  

 仙台セーリング倶楽部は、宮城県七ヶ浜町花渕地区で、ディンギーセーリングを中心に活動を行っているクラブです。

 自分の責任で、海を楽しむことができることを条件としています。 

 初めての人でも、気持ちがあれば、明日からセーリングを始めることができます。 

  声をかけてください。月曜日から日曜日まで七ヶ浜町花渕地区の小浜港の突き当たりにうまくすると誰かいます。 

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        会則15/3/28 

ファクトリーマリンのレーザーレンタル艇の艤装シートはこちらMe2 TateKusukusu

 

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    2022/10/2 秋が少し入ってきました。マークレース第5回。

 頭の上に遮るものが何もない。青い半球が広がります。スプレージャケットはまだ要らずです。

流れるマークは、錘を足してロープを水深の倍まで長くしてレースを始めましょう。

 さあ、いそいそと海面に向かいます。最初は2m/sでしたがレースを始めたら次第に強くなり、6m/sまで上がりました。

上下160m程度でしたので、2タックぐらいで上マークまで届いてしまいます。

 イーブンのスタートを狙ったのですが、半数くらいは出遅れました。

上のボートスピードは、大森艇、昇り角度はカズ艇でしたが、有利なサイドの選択がきちんとしてた大森艇が上マークを先行します。

 下りでは、強風でも膨らまないコースとボートスピードで大森艇が先行する展開が続きます。

R目では下マーク手前まで先行したのですが、ルームのため逆転されました。

しかし、外側から、タイトな回航の大森艇とマークの間を狙います。

 マークとの隙間が見えたのでinで回航してクローズホールドになったところで、同じくクローズホールドの大森艇が突然目の前に見えました。

カズ艇のスピードが速かったためアット思う間もなく、バウが大森艇のラダーヘッドにバウが追突しました。

 理由は、大森艇が風上側にドリフトする訳がないので、カズ艇が外側から下マークに向かったところ、アビームになりスピードが乗ってドリフトしたか、

速くなったので、クローズホールドまで行っていない低い角度で走っていたためと思われます。

 どちらの理由にしろ、接触を避けるため絶えずタックすることを考えている必要があります。

 レースの途中、Y23に乗って近づいてきた岡本さんが「オオイ」と声をかけて、撮ってくれた写真があります。

海から上がって塩出しをしていると、濡れたウエアーにあたる風が身体を冷やして寒気を感じます。

 秋に入り込んだと感じる一日でした。

 

SSCマークレース第5回成績

10/2 1105-1303 上下2周(上〜下160m

140°36 m/s 波:南東0.9m 9秒 

潮位 8:50109cm12:20101cm18:20144cm

1位 大森 2位 佐藤 

 

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大森

佐藤

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佐藤

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大森

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大森

佐藤

 

(写真はクリックすると大きくなります)

 

    2022/9/27 息するがごとき、セーリングになりたくて

 先週の葉山での強風の中でのセーリングで、慌てず・おごらずまるで普段の生活で呼吸をするぐらい自然なセーリングができるようになればいいなと思いました。

そこで、今日は時間がなかったのですがセーリングを試してみました。

 自転車で25分、艤装に30分、解装・塩出し・仕舞に30分、プラごみ拾いに40分、帰りの自転車25分。

30分のセーリングでその他が2時間半。さて30分のセーリングは?

 水が冷たく感じる季節に入りました。風は3〜4m/s、重心を前にアンヒールのランニングで港をでてから、南風に合わせてタックです。

コンパスを見ながら、ブームとトラベラーで上り角度の塩梅をチェックしながらタックを繰り返します。

今まで意識してやりやっていたタッキング後の前方移動が、ティラーを指で挟む力を抜くと自然にできました。

 気が付くと、港域の表示塔にきていました。今日はここまで。

 お昼のチャイムが聞いて、港に戻ります。後ろからきた同じ港に入る漁船は、私を大回りして行きました。

操船と波と風と語れました。時間の効率は関係なく、海に出られれば満足することが分かりました。

(左から2つの写真はクリックすると大きくなります)

 

    2022/9/23 自由に艇が集う葉山

 台風14号の影響が喧伝されていましたが、今日は持ちそうと、葉山を楽しみました。沖合ではインカレの予選も行われています。

私たちのシーホースと、お隣のデビットさん、ホルヘさんのウィンドジョイと乗り替わり楽しみました。

 別な、お隣のシーホース艇では、ケンケンを引っ張ってセーリングしてましたが、50cmのブリを引っ掛けて戻ってきました。

そんなセーリングでいいの?(本当は、ちょっと悔しい)。自由だなぁ。

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2022/9/14 6羽のブラックインパルスに、ありがとう!

 今日は4m/sでしたが、出艇の1230には、ちょっと風が強くなってきました。

そのうち風が落ちるかなぁ。

そのまま斜路から出そうと思ったら、頭の上を6羽のカラスが、カアカア言いながら小浜の崖の上の木に止まりました。

縁起でもないと思いながら斜路から出たら急に9m/sオーバー。すぐに戻ってきました。

舫った艇は半沈。マストを抜いて引き揚げました。

 2時間くらいしたら、7m/sぐらいまで落ちました。どうしようかと思っていたら、先ほどのブラックインパルスが、風とあそび始めました。

 それを見て私も、艇を港から少し出し、波とのサーフィングとプレーニングを楽しみました。

カラスの皆さんありがとう!

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    2022/8/21 桂島一周散帆(さんぽ)に出かけてみました。

おや、今日も暑いのですが、空は高くなり、空気もカラッと軽く、急に海が透明になってきました。

今日は、亀井さんと2艇で桂島一周散帆(さんぽ)にです。

風速4m/sなので1時間半もあれば回れそうなので寄り道しながらです。

本航路では、ミーティングしたクルーザーと手を上げ挨拶。

桂島の南端では、全速で向かってくる観光船から離れてやり過ごしました。ここで、野々島の幅50mの小さな砂浜に上陸してみました。

なんてことはないのですが、なかなかたどり着けない場所です。

野々島の港に入ってみると浜田港からと思われる6艇のクルーザーが舫ってました。

桂島港も覗いてみると、端に人気のない斜路があったので、ここに艇を上げ、お昼にしました。

ご飯の後、斜路に寝そべってみると、空に薄く月が見えました。

今回の散帆は、11時前に出て寄り道しながら3時間の快適な一日となりました。

 

(写真はクリックすると大きくなります)

 

    2022/8/14 みつどもえの接近戦

 今日のレースは、3艇となりました。大森、長谷川艇と強敵ですが佐藤は前回のレースを心に挑みました。

今回も波の影響で、スタボーの帆走が難しい海面です。また、途中で潮は沖へ向かう潮から市街地へ向かう潮に変わり、上マークへの回航が届かなくなります。

 レース自体はタック毎にミートするほぼ互角の走りで、上マーク、下マークとも3艇が絡み場面が多く喉が渇く展開となりました。

結果は、大盛艇の冷静なコース取りと風下航で大きな波に乗るサーフィングのスピードで、途中の劣勢をフィニュッシュまでに挽回し、全レーストップとなりました。

早く帆走するために;

潮の流れを海面で見て知る。

半分の時間はマークの位置を探すのに使う。

相手のタックのタイミングでタック。

SSCマークレース第4回成績

8/14 1055-1235 上下2周(上〜下160m

南東34 m/s 波:南南東1.4m 8秒 

潮位 4:2039cm14:50114m17:50109cm

1位 大森 2位 佐藤  3位 長谷川

 

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    2022/8/11 佐藤の連敗止まる!

 再度、日野艇との2艇でのレースです。沖からの波が高くスタボーでは、走りにくい海面です。

前回のレースの反省から、心を入れ替えgoodなキープフラットなハイクアウト、バングとカニンガムの風速ごとのセットを心掛けました。

 これが功を奏してか、第1回と違いかなりの接戦が続きました。そして

そして、ついに、都合16ース目、見たことのないフィニッシュを見ることができました。

 早く帆走するために;

波に叩かれて止まらない様に波のピークでベア、体重後ろ。波の上りでラフ&体重前。

  最後まで相手のルーズカバーを忘れないこと。

  クルーアウトホールの調整範囲; ブームエンドから20cmをベースに、これより引くことはなく、緩めるのは+10cmまで(日野さんの経験より)

SSCマークレース第3回成績

 

8/11 1100-1245 上下2周(上〜下180m

南東24 m/s 波:南東1.0m 8秒 

 

潮位 9:20-2cm16:40138m

 

1位 日野 2位 佐藤

 

 

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日野

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(写真はクリックすると大きくなります)

 

    2022/8/10 鍋島の怪談

それは、なめ潮の午後2時前。

鍋島から毛無島にクローズに向けて、10分。艇は同じ位置のまま動きません(写真 右端)。

塩竈市街地に戻る途中の保安部の小型の巡視艇が、不穏な動きを察してか、停船しこちらを伺っているようでした。

救助されては、セーラーの名折れ。

原因を想定してみると、沖からの潮に押されていることではないかと思い当たりました。

そういえば干満の差が最大で15cmしかない日本海でも、時間帯によって潮の流れ道が強く変化していました。

山形県加茂の高校生は海面を見れば潮の流れ道がわかると言っていました。

潮の流れの向きに合わせ、塩釜市街へベアしたら、帆走が始まりました。これを見て巡視艇も動きだしました。

 鍋島の流れの下側を通って吉田浜側に戻ると、こちらでは沖側に向けて進みだしました。やはり潮の道が原因でした。

(写真はクリックすると大きくなります)

 

    2022/8/07 大祭だ!

今回は、大森艇との2艇でのレース。

何回やっても、15分くらいのレースで、1分以上の大差がつきました。

終わりの方のレースでは、大森艇に上マークで待ってもらったり、スタートを遅らせてもらったりしていましたが、結果は同じでした。

この悲しみの原因は、

  スタートがダメなら、ボートスピードで、ダメなら戦略で、ダメなら運でと、先延ばしの心構えだと気づきました。

結局、スタートがダメなら最初から、大森さんを本気にさせられないんですもの。

 早く帆走するために;クローズはキープフラット。マークに近づくように、つまりレイラインの端までいっての1タックでなく、帆走する。

SSCマークレース第2回成績

 

8/07 1040-1235 上下2周(上〜下150m

南東34 m/s 波:南東東0.9m 9秒 

 

潮位 4:5044cm20:40140m

 

1位 大森 2位 佐藤

 

 

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    2022/7/24 いい夏の日に海とマークレース

いい夏の海は、青空があって、海水の温度が上がり、濡れても気持ちがよく、自分の身体の境が海まで広がります。

こんな日に、治療のため1月半離れていた日野さんと2艇でマークレースです。

ブランクがあるので、申し訳ないなと思っておりましたら、このような結果となってしまいました。

 敗因は、スタートと下マーク回航の精度の悪さでした。

例えば、メインシートの艤装です。端をフットベルトに留めていたのですが、これでは下マーク回航でメインシートの引く手掛かりがありません。

留めから15cm離れたところにノットを作り、メインシートのブロックと留めの間に引き代を設けました。

 回を追うごとに段々距離が縮まりました。ランニングでも追すがるのですがメインセールが反対側では、風を奪えませんね。

海に浮かぶ100円ショップのボールのマークでも、熱くなるところは同じです。水深4mなのでディンギーにマークを積んで簡単に落とせます。

 松島湾ならではの、手軽なレースです。

SSCマークレース第1回成績

 

7/24 1030-1220 上下2周(上〜下200m

南東34 m/s 波:南東0.6m 8秒 

 

潮位 6:5039cm14:50114m17:50109cm

 

1位 日野 2位 佐藤

 

 

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佐藤

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日野

佐藤

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佐藤

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佐藤

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日野

佐藤

 

 

(写真はクリックすると大きくなります)

 

 

    2022/7/18 海と陸の間で知らない人同士のコミュニケーションはほとんどこれ

 塩竃様の御座船は3年ぶりに復活です。久々なので予定より30分遅れて花渕に到着しました。

伴走艇の数は3年前ほどには、揃っていないようです。

 それでも神輿を鎮座された鳳凰丸の神職により、海上で祝詞が上げられました。

厳かな場が広がり、これに合わせて、危険を避けて無事にセーリングするよう心に誓うことができました。

 防波堤でお迎えしていた陸上の人々と、花渕港へ入港して近づいてくる船の間で、手の振り合いが始まりました。

見ず知らずのひとの間には、善意が繋がり、その気持ちで手を振り合うのです。

(写真はクリックすると大きくなります)

 

    2022/7/17ゴメンナサイの霧

     この日は、寝坊して約束をすっぽかし相手は帰ってしまいました。ゴメンナサイ。

花渕は濃い霧で100mの視界でした。1130に霧が上がったので、1艇で出艇しました。

毛無島を通り、鍋島を回ろうとした時に、花渕が南から流れてきた霧に覆われるのを見ました。

 直ぐに帰港しましたが、途中で艇の周りも霧に覆われ視界が300m程度になりました。

花渕はポートのクローズだったので、このままの角度を維持して帆走を続けました。

やがて小浜港の港口らしき物が現れ、これで一息つきました。

霧は許してくれたのでしょうか

(写真はクリックすると大きくなります)

 

2020/7/10 いつも見ている風景が、ちょっと変わる。

 30°を預けた日が続いていましたが、4日ぶりに復活です。

30°でも海の上は快適、しかも水の中に落ちるのも抵抗がなく思いっきりフルハイクアウト。

後ろを振り向くと、マストの林に黄色い壁、その上には夏の苦い緑がしっかり。

それをフレームする深い海の青、白い雲にスカイブルー。

一艇なのに一人じゃない、包まれている気配を感じたセーリングでした。

(写真はクリックすると大きくなります)

 

 

2022/6/26 プレーニングの夏。

 この日は12時から、微風となっていましたが、14時からは南東の風が6m/sまで吹き上がりました。

このタイミングで、千葉さんのシーホッパーとカズの2艇で出ました。海はプレーニングにはよく合う波と風。

スタボーのクローズで上っては、ポートのリーチングで、サーフィングしながらの、嬉しプレーニング。

 夏よ、よくきてくれた。

(写真はクリックすると大きくなります)

 

2022/6/25舫っていたアンカーごと艇が流されました。

 今日も30℃越の晴。いい夏の日。予報では南2m/sでしたが、12時からは西、北西4〜12m/sの暴れ風となってしまいました。

このため、斜路前面の防波堤までの間をアビーム往復としました。狭いながらもロデオのようなセーリングを楽しめました。

艇を引き上げようと、強風のため横倒しのまま、アンカーにもやいをとって、船台を持って振り返ったら、艇が沖側にあるように見えました。

横から見てみると、間違いなく、艇は斜路の端より沖側にあるでは、ありませんか!アンカーが引きずられて斜路の端からはずれ、艇が浮代わりに引上げているようです。

とっさに、傍にあった竹の棒で風下側の桟橋から押して艇を斜路に上げました。

竹の棒を押したとき、半沈の艇に受けていた風圧は、30kgはありました。クローズでヒールすると、艇体に受ける風圧で、かなり落とさると思われます。

(写真はクリックすると大きくなります)

 

2022/6/19 夏がやってきました。晴れた夏にはディンギーしよう。

 今年もついに夏がやってきました。水と友だちディンギーセーラーには、たまりませんわ。

クルーザーの練習をしている私の目の前を気持ちよさそうに、大森さんが滑って行きます。

 いいね

(右2つの写真は、クリックすると大きくなります)

 

2022/6/18 シングルハンド艇で、ラダーを使わず真っすぐ走る方法を発見しました

 シングルハンド艇で、ラダーを上げて帆走しようとすると風上に向かって止まってしまいます。

そこで、センターボードの真横に、後ろ向きに座り、ベアができるようにします。

 次に、推進力を得るため後ろ向きのまま、ブームを掴みゆっくりパンピングします。

 ブームをセンターに引き込んだ時に、合わせて体でアンヒールを作ってラフィングを押さえます。

すると、センターボードの煽り効果も出てきて、クローズリーチで真っすぐ走ります。

(写真はクリックすると大きくなります)

 

2022/6/18 ドレーンプラグのガスケットは、お弁当のシリコンカップで作れました

 ドレーンから水が入ってくるようなので、ガスケットを見るとガスケットが半分ちぎれてました。

妻に相談したところ、お弁当のシリコンカップを渡されました。ボールペンで穴をなぞり、先のとがったハサミで少しずつ切り広げたら、うまく密着できました。

 

22/06/12 Y-23のメインシートシューティング(バングシューティング)も、良いのでは?

今日のY23のフリートレースのヘルムスマンは、クルーザー初挑戦の千葉俊弥さんです。結果から言うと2レースを終えたところで、大降りの雨と共に無風となりノーレースとなりました。

着順は、7艇中1Rが6着、2Rが5着でしたが、これはスタートを狙いすぎて、最後尾スタートの1分30秒の出遅れが響いたものです。ボートスピードと角度は他の艇と遜色ないどころか、2Rの上マークでは、ボートスピードが勝り2番手争いまで挽回できました。結局、艇を守る安全策が響いて5番手となったところです。

ボートスピードが良かったのは、他の艇が全てトラベラーシューティングのところ、ディンギー乗りの千葉さんは、なれないラベラーを中央に固定して、メインシートの出し入れだけで走らせていたせいかもしれません。

千葉さんは次回のリベンジに燃え始めましたよ。

(写真はクリックすると大きくなります)

 

22/06/12 自作ティラーのお試しセーリング

 5/4に折れたティラーを、先週ホームセンターのステンレスパイプで自作したので、これの試しセーリングです。

ティラーの使い心地はいいのですが、ステンレスパイプでなく「ステン巻きパイプ」(鉄パイプの外周を薄いステンレスで覆ったもの)だったので先週に内側に、塗料をスプレーしたのですが、

早くも錆が浮き出ていました。一年はもってほしいところです。

一つ学んだことがあります。ティラーの交換に伴ってステンのラダーヘッドに抜け留めピンの穴を新たに開けたのですが、これが大変、3本のドリルの刃を交換しながらの4時間のドリル作業でも開きません。

どうしてかを調べたら、ステンレスは固いのではなく、超粘る金属だったのです。とてもゆっくりとドリルの刃を回転させる必要があります。

ハンドドリルではそこまで回転を遅くできないので、ボール盤を借りて開けたら3秒で穴が開きました。なお、これの応用でステンの包丁の研ぎは、ゆっくりとするとよく研げました。

 しばらくぶりのセーリングだったので、高校のヨット部の新入部員の方々とお会いするのも始めてとなってしまいした。

お昼前は、いい天気でしたが、南からの雲が早く流れてきて、午後から強風かなと思っていたら、霧を運んできました。

視界が500mなのでSCHINO CAFÉの前での高校のマーク練習に混ぜてもらいました。

左端の写真を見るとドレーンプラグがありませんね。海にでてから気が付きました。久々だと忘れてしまうことがありますね。

(写真はクリックすると大きくなります)

 

22/05/04 晴天でもなにがあるのかわからないのがセーリング。

雲がないのに強風に急変、おまけにティラーも折れました。

 今年のGWは、例年になく寒い日が続きましたが、今日は久々に温かい陽気です。

4/2410分間セーリングで、破けたバテンポケットと切れかかったセールトップのマスト止めベルトの補修の試しも兼ねてのセーリングです。

 桂島、寒風沢島の新緑は霧のように流れ出て、海を緑がかった青に変えています。大潮で干上がった小浜では普段海中の岩まで人が渡ることができます。

若葉の声に誘われて、南風4m/sアビームで舟入島を回ることにしました。

二ツ島のあたりでは、大潮の干潮なので、波の砕けが激しく、真冬の日本海で見るような「波の花」が流れてきました。

本船航路を横断すると波が高く、舟入島の沖側ではラルがあり艇が安定しません。

 カラカイ島と舟入島の間に入ると、反射波が壁のように高く、バランスを取るのに緊張しっぱなしです。

それでも、沖鷹島を横に見るところまでくると、後ろからの波だけとなり、やっと人心地。

 花渕に舳先をむけて帰る途中で、青い空のまま風が1m/s程度に落ち、5分後まさかの、北西の8m/sに変わりました。

やや厳しいクローズリーチで帰着。遅めのオニギリをほおばっていると風は9m/sぐらいまで上がってきました。

リーチングが楽しそう!

 今度は、北西の風をクローズで上っていきます。戻ってくるクルーザーが見えていました。

風向きが激しく変わり、セールのリーチをバタバタさせるときもありましたが、

小浜漁港のあたりまできましたので、お楽しみのリーチングだ!

バングを緩め、ティラーを一気に引きバウを風下の港に向けました。

 

「むにゅ」なんだぁ。エクステンションを押しましたが手ごたえがありません。ティラーがラダーの付け根で、外れています。

竹のエクスを持ち上げると、ティラーの丸アルミパイプの折れた断面が目の前にきました。ティラーがラダーの付け根で折れたのです。

こりゃー何とかしたい。竹のエクステの先をラダーに差し込むことができました。

助かった。バウを港へ向けます。プレーニングできる。思いっきりティラー(竹のエクステ)を切ること2,3回。竹だけに強度がないのですね。

今度は竹が折れました。

次には、後ろ向きになって両手でラダーを拝み挟みで持って舵を切ります。振り返ってバウ側を見ると、強風に押されてどんどん港へ近づきます。

「おぉこれで帰れそう」と思っていたら横からのブロー。手が離せないのでハイクアウトができない。メインシートを目いっぱいだしてもヒールが大きくなり、沈。

センターボードの上に乗り、セールと海面の間に隙間を作って、バウが風上に向いてから起こし、様子を見ていてくれた、クルーザーにレスキューをお願いしたあと、又後ろ向きになって港に向かいます。二度目に横からのブローに合わず、港内に入れました。クルーザーからのロープをマストに巻き付け、メインシートを抜いて、桟橋までえい航していただきました。

桟橋について、マスト抜きを手伝っていただき、別なラダー一式を取り付け2/22に試した「センダーボード漕ぎ」で斜路に着けました。井上さんを始めクルーザーの皆さん、おかげ様です。

 折れたのが港の傍でよかった。舟入島の反射波の中では、沈して浅場に乗り上げて、更にややっこしいことになってたところです。

(写真はクリックすると大きくなります)

 

〔ティラーと竹エクステの折れた再現状況〕

折れたパイプの円周には、縦に細いクラックが20本くらい入っていました。ティラーの感触はクローズでも“もったり感”を感じていました。

 

〔快晴なのに強風に変わった原因の推測〕

・気象衛星を見ると、「快晴」と思うのは、金華山くらいまでの半径50kmに雲がないと感じるようです。

・当日9時の天気図を見ると南の高気圧と稚内に中心のある低気圧の境に塩釜があった。

・南の高気圧の等高線は緩や(2本)かだが、低気圧の等高線は密(5本)だった。

・低気圧は55km/hの移動速度なので風が強くなった13時頃までの4時間の間に、220kmの移動で、塩釜は低気圧の範囲に含まれた。

 

22/4/23 桜満開、ホヤの子も泳ぐ日和。でも、黒い雲からの刺し風におののく10分間セーリング。

 この日も20℃越が予想されています。朝は暖かい強い南風でした。

花渕に着く30分の間に、あら不思議。北風の3m/sの風に変わりました。

 桜も満開です。滑らないように斜路の海藻を取っていると、先端に2つタコの口のようなものくっ付いている透明な袋のが根っこで4、5個くっ付いたものが流れてききました。形から推測すると、ホヤの御子らのようです。

 セーリングは、黒い雲が近づいてきたので、近場にして出艇。

なんと、港の出口までの間に西からの3m/s10m/sの風が互い違いに襲い掛かるパターンに変化。

ヒール45度。メインを出してハイクアウト。次の瞬間はアンヒール。と思わせておいて、また45度ヒール。まるでロデオ。

 港外は安定するかと思いきや変わらず。おまけに塩釜の街の方から白波の大群が見えました。

すかさずベア。港に向かってプレーニングを堪能して斜路まで戻ったらブローで15m/s

 10分前に出艇したときは、普通に浮いていた艇ですが、帰着してもやいを取って浮かべていたら、強風でパタンと倒れてしまいました。

冬の南北の細い黒い雲と違って幅が広く、ところどころの晴れ間の時には4m/sまで落ちますが、雲が閉じるとまた、10m/s越の風となりました。

 結局、10分間のセーリングで納得した一日となりました。

 

(写真はクリックすると大きくなります)

 

22/4/10 花々が一斉に咲き始め、人は海へ集う

 今日も20℃越。庭や山々の小さな草や水仙の花が、吾も我もと咲き出し、花渕の駐車場には車が溢れ、空きがないほどです。

ディンギーでは亀井さんが今シーズン初。長谷川さんは、仕事で呼び戻されそうになりながらも、午後から出艇できました。SUPにやってきた大学ヨット部OBの3人組も風に誘われディンギーにも。

亀井さんは久々で艤装品が揃わず、出艇まで時間がかかりましたが、その様子を見ていた人がいたので、「ご一緒にどうですか」と声をかけてみました。

「学生時代に森戸海岸で470を乗っていけど、今は一人だし、、、」とのことなので、「ここでにはマリンファクトリーさんのレンタル艇があるので、艇と降ろす場所の問題は解決ですよ」

あとで、ファクトリーマリンのショップにて尋ねてみたら、「レンタル艇の問い合わせの方が来ました」とのことです。

暖かいと、風にふれ海に浮かびたくなりますよね。みなさんもいかがですか?

(写真はクリックすると大きくなります)

 

22/4/3 ニット帽はキャップに替わり、海苔ヒビも仕舞が始ってます。シーズン IN

 今日は仙台20℃の予報。もうニット帽は要らなくなりました。

冷たさで指が痺れた事など遠い昔の話となりました。

高校生や、SUPも現れ、何かと人の行きかいが多くなりました。

 今日は大潮で昼は干潮なので、気を付けていたのですが、斜路の崖から足を踏み外してしまいした。

二ツ島の浅瀬では、海面が一面海藻の茶色です。

鵜が4羽止っていた岩もこんなに下が見えています。その先では、Y23が練習会です。

こんなところへも行けるのは、いつもより早く海苔ヒビの仕舞が始まったからです。

 海苔ヒビの仕舞が行われて範囲は、本日現在次の通りです。

 吉田浜-舟入島水路では、沖側は一面海苔ヒビが無い海面です。塩釜側は、毛無島から航路側がありません。

航路を渡って、舟入島の沖側はありませんが、桂島側は海苔ヒビがあります。

(写真はクリックすると大きくなります)

 

22/4/3 ファクトリーマリンの2階。「Lacote」オープン!

 ファクトリーマリンのショップの前は、朝から賑やかに花の飾りつけを進めていました。

TVでは東京は雨と嘆いていましたが、こちらは晴天に恵まれてのオープンです。

 さあ、どんなお味か、メニューはこちら

 

22/3/30 亦楽(また、楽しからずや)〔エキラク〕

 どこの、誰かはしらないけれど〜

ラップのリズムで、右手の火箸で挟むゴミ、スルリと体を半回転、左手の袋に落とすゴミ。

(小浜漁港のエプロンにて)

〔地元の方ですか〕

七ヶ浜には住んでないけど、七ヶ浜が好きな人です。

釣りやってるんで、たまにごみ拾いやらせてもらってます。

 

〔私もこの奥の砂浜のごみを拾ってるんですが、ゴミが少なくなる日がありますけど・・・〕

 僕のほかに2,3人ゴミ拾ってる人もいます。

 ゴミを拾いは、菖蒲田が大掛かりにやってて有名ですね。HP迄作ってますよ。

砂浜の方も、拾っている人がいるようですよ。

 

〔拾っても拾ってもゴミが減らないので、がっかりしたり、腹がたったりしませんか?〕

拾ってる目の前で、捨てられたときは、「カチン」とくるけど、頭にこないようにやってる人なんで。

 頭にきたらすぐ辞めます。

 

どなたかわかりませんが、朋(とも)有り遠方より来る、亦(また)楽しからずや

 そういえば、七ヶ浜町に「亦楽小学校」ありますね。

 

 

22/3/12 風が強い日はレーザーの2人乗り

 昨日は一人でしたが、今日は岡本さんと2人でのセーリングです。

花渕に着いた早々浜を見ると、なんと今シーズン初の赤潮です。午後には消えましたが、海水はまだギラギラしていました。

昨日と違うのはもう一つ、南北に伸びている雲が西にあります。これから強く吹く予兆です。

 艤装している間に早くも風が上がり始めました。レーザーは2人乗りで出ることにしました。

とりあえず一人ずつ、斜路からアビームで往復することとしました。

突然の13m/sでは、メインを出してもブームエンドが海中に引きずられ、オーバーヒールして厳しい状態でした。少し待っていると、6,7m/s迄落ちてきたのでカズ港の外へ一人で出てみます。

 さっきの風に比べると、やさしささえも感じ、余裕をもって吉田浜迄風上に上った後は、心躍るリーチングです。センターボードの振動と同じく心も震えます。

せっかくなのですぐ港に戻り、岡本さんがヘルムを取り、2人乗りで港外へ。

2人合わせて135kgなので、マストが折れることを防ぐため、センターボードを15cmほど上げてでました。

出口では風の大きな振れと激しい強弱で艇が止まり、風下に流され防波堤近くの海藻に絡めとらで防波堤に押し付けられてしましました。

ヘルムを交代して、バウ側の岡本さんに防波堤を蹴ってもらって風を入れて港外へ。

さて、2人乗りのリーチングは?残念ながらセンターボードが唸るまではいきませんでしたが、プレーニングを堪能して、しかも、強風のメインの出し入れ、ハイクアウトの感じが伝えることができました。

 サバイバルの中、無事戻っただけで大きな達成感で満足。

(写真はクリックすると大きくなります。右端は56秒の動画です)

 

22/3/11_春めいてポッキリ1時間

 ウソのように春めいてきたので、午後からの赤石病院での3回目のコロナワクチンの隙を見て、9時半から1時間だけのセーリングです。

 小浜の海は、うれしくなるようなクリアさです。

ウン、今日は南東風の2m/sなので、スターンの曳波を見てクローズホールドでのスピードビルドのチェックです。

ヒールフラットにして、メインセールとセンターボードに合わせた自分の前後の位置を探りました。

セールの一番ドラフトの深い箇所を自分の身体のセンターに合う位置に座ると、曳波が一番元気よく生まれています。艇の動きも気持ちいいです。

 1時間でも気持ちよく過ごせました。

(写真はクリックすると大きくなります)

 

22/03/05 お〜い420やあい

 南の風2m/s。一足先に出た高校の420を追いかけて港の外に出で見ても、姿あらず。南からの強い風を求めて仙台港へ出かけたかな。

吠崎を超えて、外国人住宅が見える矢筈(矢の末端の弓弦を受ける部分)島のあたりで、仙台港の北防波堤の方に青いスピンが小さく見えました。

あれは420では?沖側に舵を切り近づいてみるとやはり、420です。微風はランニングより、リーチングで滑らすんだっただよね。やってみたけど420に差を広げられてしまいました。

バイザリーの方が早いかったかなと悔やんでみました。

先週気が付いた、センターボード8字漕ぎは、クローズでは波の上、下に合わせると気持ちよく走れます。ランニングでも波にゆっくり合わせることでフッーと押されました。

やはり、工夫を考えられると楽しさ倍走です。

 

(写真はクリックすると大きくなります)

 

22/02/26 プレーニングと思いもよらないこと

 この日の最高気温は、今シーズ最高の12℃。コックピットに居座っていた氷も最後の断末魔。お昼前から岡本さんと2艇でセーリングです。

久々の2艇と温かさでウキウキです。風も

6m/sぐらいに上がってきたので、久々の運動で疲れた岡本さんが帰港。カズはその後、センターボードが唸りを上げ、

スプレーを右肩に受けての、興奮のプレーニングに酔いしれてから港へ戻りました。

 すると、北風に押され桟橋にへばりついていた岡本艇を発見。自艇を斜路の浮に舫って桟橋の岡本艇へ駆けつけると、マストは抜かれていました。

風は北8m/s。斜路まで50mの途中には桟橋に係留しいるクルーザーがあります。さて、どうやって艇を斜路まで移動するか?

 センターボードを揺らして、漕いでゆけないか。風が強いけど。風下のクルーザーに寄ったら岡本さんが竹で押してくれる体制を取って桟橋を離れました。

 身体を低くして、風をよけ、艇を左右にゆっくり揺らしてセンターボードで8字のパドリングのうように漕ぐイメージで。ラダーには力を入れずに手を添えて、進路を保つように。

ゆっくりですが、確実に進みます。心配していた風下に流されることもなく、無事斜路に届きました。

思いもかけず、センターボード漕ぎの力にきがつきましたので、今度はセーリングでも試してみようと思います。

 

(写真はクリックすると大きくなります)

 

22/2/18 久々の6℃だったのですが・・・極寒の強風から身を守る

 週末が雪や強風、最高気温2℃の低温とセーリングに出られない日が続く中、久々の6℃、風4mの予想の金曜日に会社を休んでレーザーに乗りました。

船を出した13時頃は、南3〜4m/s、陽射がありなんとか暖かみも感じされる中、気持ちよくタックを繰り返し、痺れていた指先も温まりだしました。

 しかし、西の空に不気味な、南北の沿った低い厚い雲が見えています。しかも、雲の下には紐のような雲がぶら下がっています。

これは、対流が活発な証拠。どのくらいの強風となるか見当がつきません。

今は、13:50。あの雲が来るまで30分くらいでしょうか。いつでも逃げ込めるように、場所を港の前に変えクローズとランニングを繰り返しました。

日差しが無くなりだいぶ指先の感覚も鈍くなってきたなと思った頃、ちょうど風が弱くなり、風が南から西、北に変わりました。

やばい!慌てて港内に戻りました。北風が強くなり、係留しているクルーザーのリギンを鳴らし始めていました。

 1440に斜路にレーザーを引き上げたときには、8.5m/sになっていました。

 手がかじかみ、ロープを解くのが難儀しましたが、沈などせずに済んだことに感謝して、塩出しを進めます。

 艇を仕舞って、小浜の浜に流れ着いたスナック菓子の袋やレジ袋を回収するため、袋の中に詰まった砂をじゃぶじゃぶしていたら、背中の青い「イソヒヨドリ」が、そばで応援してくれました。

 (写真はクリックすると大きくなります)

 

22/01/29 寒さばかり続くので、漂流竹で石焼芋をやってみました。

 今年の冬はず〜と寒さが続き、海にでる気力が湧きあがってこないのです。

花渕の奥にある小浜の浜には流れ着いた海苔ヒビの竹が溜まっているので、整理も兼ねてこれを燃料に石焼き芋をしました。

 竹は燃えが早いので、竹集めが忙しかったのですが、50分待てばこんがりと甘い石焼芋ができました。

寒さの中でも、たき火で暖を取り、口にほおばると、みんな二コリ。

 

 (写真はクリックすると大きくなります)

 

22/01/10 ドライスーツを長持ちさせる、裏返さない干し方

 ゴアテックのドライスーツは、汗をかいても冷たくならないのでいいのですが、ゴアテックのサンドイッチされている透過防水膜がとても薄く、曲げることが多い下半身側は

折りシワから切れて2,3年で水がしみ込んできます。

セーリングアクションで曲げるのはしょうがないのですが、

洗って干す時に、足のところを裏返しのため折るのは避けたいですね。

 裏返さずに逆さに干してみました。

始めは夜の屋外で、そのあとは日を避けて干して、都合2.5日間で乾きました。

・用意するもの

 細竹2本、ペットボトル2個

・手順

@  ペットボトルには、穴をあけます

A  細竹の先に、ペットボトルを被せます

B  ドライスーツの背中から、細竹を足の方へ挿します

C  ゴムのソックス部分の先がペットボトルで、たごまないように挿します

D  そのまま逆さにして立てかけます

 

22/01/09 初乗り 初沈。備えなければ憂いあり

 今シーズンは寒い。12月中旬から最高気温-22℃の日が続きましたが、この日は最高気温7℃。初乗りだ!

午前中は、高校生が初乗り。「きょうはこれで上がりですけど、風速2m/sでしばらくぶりにはちょうどよかったですね」

 西側にある大きな南北に長い雲が気になりましたが、風がなく陽が射し久々の陽気に出艇を急ぎます。

 13時に、澄み切った水の上に艇を浮かべると、いそいそと防波堤の外に向かいます。

風がないのでヒールを作って風を流し、トラベラーが引っかかるタックではブームを押してサイドを返します。

 ところが、防波堤を出たところで、北からのブローが見えます。やった!プレーニングが楽しめる!

先ほどの南北に長い雲が風を連れてきました。5m/sのクローズで吉田浜の手前まで。帰りは、リーチングでプレーニングです。港の手前のshichinoCAFEEの前でジャイブ。

ところが、メインシートが突然重くなってオーバーヒール沈です。初乗りで初沈とは・・・。なんとなくトラベラーブロックの動きに違和感があったのです。

半沈を起こして、クローズを走っていて気が付きました。ブームエンド側で、メインシートがクロスしています。これが原因だったようです。

早速、斜路に戻って、メインシートのクロスを解消すると、ブームの出し入れは快調です。7m/sに上がった風の中でプレーニングを楽しめました。

いつもは、斜路を離れたら、タックとジャイブを行って艤装をチェックしてから出るのを常としていましたが、今日は風も弱く、おごったところがあったところが原因でした。

 なにはともあれ、鼻節様今年もよろしくお願いいたします。

 (写真はクリックすると大きくなります)

 

21/12/15 ウ〜ッツ、ヨンバ

◆ダ ッダ ダッダッだ だっだだ っだ。→ウッ 4羽。

□ダ ッダ ダッダッだ だっだだ っだ。→ウッ 3羽。

◆ダ ッダ ダッダッだ だっだだ っだ。→ウッは、マンボ。でした。

 (写真はクリックすると大きくなります)

 

21/12/11 今年の12月はいつもと違う。毎年いつもと違う。

 12月に入ってからは、1mを超える波の高い日が続いています。今日は南の風10℃越です。問題は風が無くなり港に戻るのに苦労しそうなこと。

港の入り口に浮かんでいる長く伸びた海藻をよけながら、波を見ながら海面に出てみますと、沖側、榎島のあったところには海苔ヒビが張っておらず、少し広い海面となっています。

 岸に崩れる波の「ドドン、ッドン」の音に心臓を「ドキドキ」させ、上下を往復して楽しみます。

 南東の波は大きかったのですが、風が弱く波に置いてきぼりです。ふと気が付くと、風が西に変わりだいぶ落ちてきました。「やばい。風が無くなる。波に押されて港に入れなくなる」

慌てて戻り港内に滑り込んだら、無風がやってきました。

 艇を引き上げようと舫った艇の傍の海面で、コガンが潜ったり浮かんだり海藻をついばんでいます。冬ですね。

 (写真はクリックすると大きくなります)

 

21/10/31 なんかのんびりで自由なセーリングツアーを次はぜひディンギーで

 セーリングツアーって何?MORC主催で、

「北緯を問わず141°5’の花渕から141°15‘(石巻港の真南)を往復して1:30から芋煮が待ってるよ」これだけ。

スタートもなく準備のできた艇から出航です。他の港からの参加艇もあり、賑やかでしたが肝心の風がなくレース艇以外は機走です。

カズと岡本さんで、Y25で参加しましたが、エンジンをゆっくり掛けていたので、芋煮に間に合わせるため半分もいかないかったのですが、洞掛根のブイを回って戻りました。

帰りは、すべての艇を前にやり過ごし、海上にいた時間は一番だったと自負しています。

上がってからの芋の子汁のおいしかったこと。今度は、ディンギーのセーリングツアーをやってみたいですね。

  (写真はクリックすると大きくなります)

 

21/10/30 宮城県民大会 日野さん5連覇

 コロナも落ち着きはじめ、OPから470まで25艇の参加となりました。

閖上では珍しく波がなく、風速は2m/s70°から110°に右に振れていく中で、3レースが行われました。

私は、風振れタックを繰り返した3レース目が一番良い成績でしたが、日野さんは3レースとも私が下マークに向かっている途中で上マークに向かってゆくようにダントツの走りでした。

表彰は、OP470ヤードステックNoで補正して一律で行いました。その中で日野さんが優勝。なんと5年連続優勝と素晴らしい記録を打ち立てました。

成績順に、オリンピックの運営に行って来た方が用意してくれた、オリンピックロゴ入グッツのプレゼントがありました。

スループ2位になった、A級の阿部さんはレースの途中で落とした帽子の代わりを、早速手に入れていました。

 

21/10/10 弱い風でものんびりと

 秋に向かって花渕の前の海には、海苔ヒビの目印用の竹が入っています。南東2m/sの風でしたが、向かいの桂島の前浜に向うこととしていました。

港を出ると、毎週のように競っ合っているY23のフリートも風が弱くスピンワークも大変なようです。

鍋島の近くをとおり本航路を越えたら前浜までもう少しなのですが、なんとこちらの海では海苔ヒビを入れている最中でした。

 戻ろうかどうしようか迷いましたが、打ってある海苔ヒビの周りを行ったり来たりしてやっと、水路が見えてきたので前浜へ向かうこととしました。

おかげで普段近づかない仁王島の傍にポツンとある岩「沖続島」の真近を過ぎたとき、塩竈市出身の写真家平間至さんの海にポツン一つだけある岩の上に立つ女性の写真を思い出しました。

「おっ、その岩がこれだ!」根拠がないのですが、確信の力が溢れました。観光船の邪魔にならぬよう仁王島の先の前浜に入り一息。

前浜では、投げ釣りをしている親子に挨拶をして帰路につきます。

 帰りは水島そばの緑1号ブイ回るコースししました。毛無島を過ぎたところで見たことのあるシーホッパーが向かってきました。

Y23のレースを見に来た長谷川さんでした。しばらくレースを見ているとのことなので一足先に港に向かいました。

 風が弱かったのですが、波に乗って楽しめました。10:0012:17の中旅行でした。

 

 

21/9/29 あこがれの味噌玉島を味わう

 野々島に守られ、池のように静かな海面にぽこんと座っている、味噌玉島。そのかわいらしさをぜひ一目見てみたいと願っていました。

小藻根島までは結構波があったのですが、桂島を回ると静かな海面です。浜田からのクルーザーも帆走しています。

味噌玉島は、もう少し先だと思って、シバーさせてお昼をとっていると、風下側にポツンと島が見えます。もしや、やはり、まごうごと無き味噌玉島です。

ひっそりと佇んでいる姿とともに、自分も一つの絵の中に迷い込んだようです。裏側にも回ってみたい気もしましたが、今日はここまで。

 帰りには、朴島へ引かれている大森島と漆島の間の電線にマストが掛かりそうだったので慌ててタック。岸傍を帆走して事なきを得ました。

今日の工程は、往が1時間20分、帰りは石浜水道を回って、やはり1時間20分でした。

 

21/9/12 お日柄もよくAgaCup 

 

AgaCup 成績

 

9/12 1055-1115 上下2周(上〜下200m

南南東2.34.2m/s 波向南東0.5m 8秒 

 

潮位 710125cm 12:3078cm 1820149cm 

 

1位 日野 2位 大森 3位 長谷川 4位 阿部(康)  5位 佐藤

  6位 渡辺 7位 平

 

1着

2着

3着

4着

5着

6着

7着

1R

日野

佐藤

阿部(康

大森

長谷川

渡辺

2R

大森

長谷川

日野

阿部(康

渡辺

佐藤

 

 MORC運営のクルーザーレースAgaCupにディンギーもどうぞ!とお声がかかり7艇で参加しました。

  いつもより見やすい大型のブイを目指して帆走が始まりました。風の強さは本航路側、風のシフトは岸川、潮は下げ潮なので上マークの混乱もありません。

予報5m/sをものともしない兵どもが参集し、スキルも拮抗。思い思いのコースを経た各艇が上マークではきれいにそろったところは、美しい限りです。

 上マーク毎に順位が入れ替わり競ったレースが展開でとても面白く堪能し、風が上がってきたのでもう1レースしたいと声が上がったほどでした。

なお、ラジアルの阿部さん平さんは時間補正がない順位なので、実際は1位づつ上がった順位の可能性があります。

 なお、ディンギーにも乗っている岡本さんは、この日バウマンとして乗船したクルーザーが総合1位を獲得する活躍をみせていました。5枚目の写真をご覧ください。

 

21/9/4 吹けよ プレーニング! 

  今年の8月は雨びたりで寒い日が多く夏らしくありません。

今日の予報は曇りで7m/sと強めですが、沈を覚悟で、高校生の平君を誘って2艇でプレーニングを楽しむこととしました。

 ところが、当日は強風には裏切られ、北4.5m/sがせいぜいでした。

それでも東からの波が大きく、後ろからの波の背から背に乗次いでサーフィングを楽しみました。

まるで龍の首に乗っているようです。

午後からは、島の砂浜に上陸してみたいのリクエストにお答えして、東からの波が弱い馬放島の第4海水浴場へ向かいました。

砂浜近くは、島が北風のブランケットになって風がなくなるので、艇を揺らして近づきます。

めでたく上陸を果たしたあとはすぐに帰港しました。

曇りでも堪能のイイ一日となりました。

 

21/7/31 RACE-RACE-RACE(第3回SSC) 〔Wordの画像挿入ができず更新が遅れました。9/7突然できるようになりました〕

 海の水も冷たさを感じなくなり、弱いながらも南風の中、15分ぐらいのレースを6回繰り広げました。

風が振れるたびに行うマークの打ち直しも、手慣れてきました。

それでも、2、3レース目で下マークが50mくらい流されたと日野さんから報告がありました。

ブイに使っているアンカーが丸くて砂の上で滑っているようです。次回に改善します。

 参加者のコメントです。

3位佐藤「夕べからの肋骨の痛みで息が止まることもあり、下マーク手前のジャイブでは移動が遅く切れあがってしまうほど」言い訳です。

2位日野「1,2レースは大森さんをうまくカーバーできたので先行できたけど、3レースからは離れられてしまってスピードで負けました」

1位大森「今日は、どうゆうわけが風の振れが良く見えて、思いどおりにコースを引けたのが勝因です」

SSCマークレース第3回成績

7/31 1035-1220 上下2周(上〜下370m

南東1.8~→南南東3.2m/s 波:南東0.7m 8秒 

潮位 800110cm113:5063cm2020134cm

1位 大森 2位 日野 3位 佐藤

 

1着

2着

3着

1R

日野

大森

佐藤

2R

日野

大森

佐藤

3R

大森

佐藤

4R

大森

佐藤

5R

大森

佐藤

6R

大森

佐藤

 

 

 

21/7/24 夢をかなえた岡本さん!

 この日は、岡本さんたっての願いだった、馬放島に行ってきました。

馬放島(まはなしじま)に憧れていたのは、昔鹽竈神社の御神馬が余生をのんびり過ごした場所だということで歴史の重みを感じる場所だからということです。

その地に、「自分だけで操るディンギーで上陸することができたのでとてもうれしかった」と嬉しさが写真にまであふれてきました。

浜には、流木と自生の草と花を奔放に行けた馬放流?が活けてありました。

 オニギリを食べ、蝉の声と波音に浸りきったら帰りです。

しかし、4m/sだった風は6m/sに上がってきていてちょっと心配です。砂浜を出たところで岡本さんが沈。起こしては沈の繰り返しで、疲れているのはわかっていましたが、岩壁が迫っているのでガンバってもらい無事に、馬放島を後にできました。

もちろん、港に戻ってから斜路での沈起こしの練習が待っていました。

島でのしばしの、くつろぎの時を、末尾の動画でお楽しみください。

(写真をクリックすると大きくなります。)

 

(写真をクリックすると30s動画です。)

 

21/7/17 Laserのデスマスト

 この日は、南風、微風ですが、日野さんと真剣にマーク練習していました。

5レース目の3m/s上マーク。突然アンヒール、「フットベルトが外れたか?」異常なし。と上を見あげるとセールが途中から下に?

「デスマストかぁ」。2本継ぎのトップマストが下に、セールがマストを通す袋が折れたところから破れている状況でした。

シングルハンドは、自分で考え自分で行動する人。たとえば自分の責任で出航し、自分の技量と判断で帰港することです。

なんとかすればアビームで港に戻れそうと判断し、まず破れたセールのマストを通す袋の破れ目を広げ、折れたマストを抜き、余ったセールを畳んでブームを手で持ってトリムして港に戻りました。

通常の1/3くらいのスピードで、結構帆走するものです。

港の入り口からは、クローズでとなります。ブームを手で出し入れして、これに合わせてラダーリング、とセンターボードを左右に振りながらなんとか港の中に入れてホットしました。

 が、風速4m/sに上がり前に進みません。ボートで来ていただいた方が「引っ張りますか?」と声をかけてくださいました。

せっかくのご厚意ですが、マストを全部抜いてラダーリング、とセンターボードの振りで何とかなると考えて、ご辞退してしまいました。

ところが、風に押されだんだんと港の入り口に押されてきました。必死に漕いで何とか戻りましたが、ぐったりしてしまいました。

別な方が、助けに来ていただき、今度は御厚意に甘えさせていただきました。

デスマストまでの経緯は次の様に想定されます。

@  アッパーマストの接続部のプラスチックカプラーを留めるリベット部から電蝕が始まる。

A  電蝕がマストの管の円周の1/10くらいまで進行する。

B  正常なアルミ部が繰り返し荷重により徐々に裂けてゆく

C  アルミ管の裂けが円周の半部を超えたら全周が一気に裂ける。

そういえば最近、セールのマストの継ぎ位置の横しわが気になっていたところです。

 デスマストが真冬の風速7m/sの時でなくて本当に良かったと、夏なのに冷汗がでました。

なお、折れたトップマストは、ブームの素管で転用するのがLaser乗りの常識だそうです。

 

(写真をクリックすると大きくなります。)

 

21/7/11 ヨットレースは、「将来の貯金より目先のごちそう」

 梅雨の曇り空ですが、着実に七ヶ浜の田んぼは、緑の絨毯が揃ってきました。海面では、2日間にわたり開催されたY23マッチレースが花盛りです。

SSCでは、愛艇のシーホッパーの修理を終えた大森さんと2艇でマーク練習です。たまに勝つので、マークレースも面白いものです

 長いティラーエクステンションのおかげで、大森さんともそんなに離されないのですが、3レースとも勝てません。

4レース目からは航路側の風が強いのでタック1回での上マークを目指しましたが、かえって差が大きくなりました。

 港に戻った大森さんから、「将来の貯金より目先のごちそう」。「平均して風が強い航路側への将来の期待でなく、目の前の風の強弱、振れに合わせて細かくタックをした方がより早く上マークにつきますよ」。

十分納得できました。そのためには、常に上マークの位置を見ていることが大切ですね。

(写真をクリックすると大きくなります。)

 

21/7/3 浦戸の島々をご案内します

 とある曇り空。海は温み、冷たくなくなりストレスフリー。おにぎりを持ってレーザーに乗り込みました。ちょっとのつもりが朴島まで足を延ばせました。

浦戸の島々の間は、波もなく風も弱く静かなところです。日曜の午後は島々からの自動車の音もなく、鳥の声、岩に付いたフジツボに潮が上下する「しゅパシュパ」の音。ボラが水面から飛び出す時の「シュッ」。

 

それでは、浦戸諸島の島々をご案内します。

 

(ルート図は、クリックすると詳細になります)

 (次からの写真はクリックすると大きくなります)

@  水島

本航路の傍にある島で、冬に牡蠣を買いに寒風沢に出かけるときは牡蠣ヒビを抜ける水路の目印にもなります。

A  舟入島

オールドセーラーが高校生の時代には、その名のとおりヨットで上陸できた砂浜が奥にあったとのことですが、現在は、岩だらけで沖側からの波が越して入ってきます。

小さな島ですが、貝塚があり縄文時代は寒風沢島と陸続きだったようです。

B  桂島と野々島

左が桂島、右が野々島。共に人が住んでいます。野々島には浦戸諸島の小中学校があり、人気で毎朝本土から定期船で通ってくる学生もいます。

ここは波が静かで江戸時代は千賀の浦(塩釜港)への航路でした。石浜水道と呼ばれています。今は船釣りの絶好のポイントです。

C  おいらん島

右手がおいらん島。左のセールの影の野々島との間を抜けて寒風沢島へ向かいます。この間は浅いのですが、急に気が変わったのでショートカットしました。

D  野々島と寒風沢島

遠くから見ると島と島の間かわかりにくいくらい近い距離にあります。真ん中から左が野々島、右が寒風沢島。寒風沢島も人が住んでいます。

E  寒風沢島定期船のりば

起重機船の後ろが定期船に発着所です。

寒風沢島は、伊達政宗が慶長の大津波の失業対策事業で造った、慶長遣欧使節に使われたサン・ファン・バウティスタ号を造船した、当時日本最大の造船所がありました。

島なのに田んぼがあります。どのくらいすごいことかというと、現在塩釜市内に田んぼがあるのは寒風沢島だけです。それが、大きな川の無い島にあります。

F  牡蠣の稚貝養殖棚

斜めに組んである太い木が続いているのは、木架式養殖法で牡蠣の稚貝を育てるものです。7月から付着が始まります。

牡蠣の稚貝を育てている地域は少なく、浦戸諸島や石巻の万石浦などで、三陸沿岸、広島、フランス、米国などへ届けられます。

G  動画16秒 静かさに風さえも静やかに、ディンギーもこっそり進みます。

寒風沢島の北の北東に伸びる指の様な細長いところの真ん中の風景です。

H  ターン

寒風沢島の北端の寺崎でターンしました。写真は宮戸島(現在は橋で陸続き)方面です。

I  朴島

浦戸島諸島一番住民の少ない島です。ちょうど定期船が出るところでした。

J  鷺島と朴島の間は歩いて渡れます(時があります)

左が鷺島で右手が先ほどの朴島です。シーカヤックでこの奥の水路を通ろうとしたら、水深10cm程度と浅く底が閊えたので、降りて引っ張っていった記憶があります。

K  野々島のもやい杭

野々島の定期船の発着場の手前に島が3つあります。小さな島(岩)ですが、へそのように見えるのは岩を削り出して作った、舫杭の様です。島には神社があったようです。

L  ホテル大観荘

海から見ると緑の中に忽然と建っているので目を引きます。

M  桂島

この建物は、定期船の桟橋の傍にある待合室で、公衆トイレも傍にあります。

桂島には、もう一か所定期船が寄る場所があり、石浜と言います。島の人は「石浜」と「桂島」は別な地域と感じています。

N  大藻根島

桂島と大藻根島の間は花渕に帰る最後の水路です。大藻根島は北西側には砂浜がありますが、東は岩壁です。

桂島も岩壁なので沖からの波が入り、大変でした。ここを抜けると観光船で有名な仁王岩にでます。

このセーリングは、南3m/sで3時間30分となりました。 

 

21/6/26 Laserは長いエクステで、とたんに早くなる

 平君の東北大会に向けて、LaserWorldのビデオを見ていて気が付きました。クローズのハイクアウトはセンターボードの横から出ている。

そのために、エクステはそのぐらい長くなくちゃ。試しに竹で作ってみたら別世界でした。平君はこれで帆走して東北大会6位の成績をとりました。

この日は、そのエクステを持って梅雨時の小雨が海を叩く花渕に向かいました。風もなく「たまにはボサノバ風に帆走しよ」と思ったら、海に日野さんがいました。

そのうち、雲が開き、南風3m/s。2人でブイ回りを始めました。いつもはどんどん離されるところ、今日はしっかりと追いついていけます。

 大発見と、思って周りの人に伝えると、「なんで今まできがつかなかったの?」。

日野さんのエクステンションと長さを比べてみると、私のもの(130cm)とほぼ同じでした。

(写真をクリックすると大きくなります。右端は10s動画です。)

 

21/6/6 できることは見ているだけとなりました

 いよいよ6/5からの2日ヨットの高校総体がやってきました。

925。各艇一斉に波高2mを超える荒れた海へ出ていきます。レーザーラジアル級は、女子の7艇と男子2艇が一緒のスタートで表彰だけ男女別々です。

平君の成績は、土曜日の4レースはコースミス(NSC)、リタイヤ(DNC)で順位付かず、土曜日は8位、9位でした。成績表は高体連のページです。

ところが、男子は2艇なので順位は2位となり、再来週の東北選手権での出場は決定です。

 

 成績表では表わせきれなかった奮闘をお伝えします。

Rは2時間以上待っての11:55スタート。スタートは独創的でした。1分前に本部艇からアウターに向けて走るスタート。上位1/3くらいの位置でしたが、1上へのタックのタイミングが大幅に遅れ最下位に。

 途中挽回して下から3番目と思いきやコースミスとのことでDNF

 2Rは1時12分スタート。この頃は風速が上がってきて6/s。スタート時に上の艇が寄ってきたので「下!」すると上の艇のブームパンチが後頭部に当たり平君は海中へ転落。

沈を起こし30秒後の最下位スタート。風速が7/sに上がってきたころには、2艇がリタイヤ。常時マストが見える艇は3艇とサバイバルになってきました。

帆走艇後ろから3艇目でフィニュッシュ。前の3艇とコースが違うかなと思っていたらコースミスでDNFとのこと。

全艇一旦トイレ休憩で帰港2時半に着岸。ウネリの影響で、船酔いが激しく、また、10回の沈起こしで体力も気合もなくなっているとのことで、第3R、第4Rは棄権しました。

翌実の第5Rは、やっと普通のレースですが、タックのタイミングがズレ、順位が伸びません。それでも今大会初の順位がつきました。

第6Rはスタートで失敗し、直後みんなと反対の右海面をポートで伸ばしましたが、逆に差が広がり挽回できず9位となりました。

 

初のレースを経験して、本当のスタートラインに立った平くんでした。海に出てしまえば、あとは陸から見ているだけ、プレイヤー自身だけの、自分が主役の世界の始まりです。

 

(末尾以外は写真をクリックすると大きくなります。)

 

21/5/29 入道雲は好きですか

 平君の次週の高校総体に向けて、今週も閖上です。

夏空です。午前中は入道雲の影響もなく3m/s程度で、SUPボードも名取の河口から海に出ています。

沖合に遠く船団が見えます。今週の閖上は大学の東北選手権で賑わっています。

 私たち2艇は、他の高校のブイ回りに入れてもらって練習です。

高校が昼休みで戻った間も帆走していましたが、午後から入道雲の影響で風が6m/s程度まで上がった中での帆走で、疲れが出てきたので今日のセーリングは上りました。

 本番に向けて手ごたえが出てきました。

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21/5/22 雨の閖上。でも温かい

 小雨の朝、6/5-6の平君の高校総体に向けて会場の閖上まで、お父さんのユニックで艇の運搬です。

閖上の街は、川町テラスに加えて、スーパーやマリンキッチンもできて大賑わい。ハーバーも3階建ての管理棟がそびえています。

 知らないところに来たような感じがしましたが、県連の相沢さん、岡島さんが出迎えてくださいました。

艇を艤装していると昔、花渕で一緒にいた天野先生、小野寺さん、平田さん、香川さん、渡辺さんが声をかけてくださいました。

 海は一つだし、人も海で繋がっているなぁ。

 軽目のお昼のあと、渡辺さんに斜路から見送られて閖上でのセーリング開始です。海上は、大学や高校のヨット部で賑やかです。

周りに船を追いかけたり、波に乗ったりして、2時間くらい帆走したところで、疲れたとのことでハーバーへ戻りました。

平君曰く「はじめは、花渕と違って風が強くても強弱や向きが安定しているので楽しみ過ぎて、体力の配分を考えてなかった。大会はペース配分を考えます」

 さてさて、あと2週間で大会がやってきます。

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21/5/15 五月晴れに恵まれて第2SSCオープンマークレースは6R

なんで、一生懸命になるのだろう。

 スタート前に、いいポジション取りのため止めた艇の風上が空き、立て続けに風上を突破され、乱れた風で情けないスタート。

池田晧さんバリに尻を海に浸けのアンヒールのまま上マーク回航との思いも、そのままアンヒールのオーバー沈。

 次のレースの上マーク回航では、メインシートの端のノットがほどけ、メインシートが抜けてしまい、ブームは風下へシバー。

6レースの中で、準備不足は多々あったけれど、本気でないものは1レースもなかった。

 高校生の時には、インターハイの3位を取り周りからおめでとう言われても、1位を狙ってたので悔しかったという日野さん。

なんど、一生懸命になれるのだろう。

 

 

SSCマークレース第2回成績

5/15 1021-1208 上下2周(上〜下200m

南東2.83.6m/s 波:南南東0.8m 8秒 

潮位 430130cm11:40-03cm1840114cm

1位 日野 2位 武田 3位 佐藤

 

1着

2着

3着

1R

日野

武田

佐藤

2R

日野

武田

佐藤

3R

日野

武田

佐藤

4R

日野

佐藤

武田

5R

日野

武田

佐藤

6R

日野

武田

佐藤

 

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21/05/09 沈起こしなら日本一の高校生?

 今日は、曇り、午後からの強風予想の前に第2回のオープンマークレースを仕掛けたところ、生憎の微風。

やっと港を出たところで、4m/sの風が入ってきました。ところが、先に出ていた大森さんが慌てて戻ってきました。

「いったん戻りましょう」言い終るまもなく6m/sの西風。リーチング楽しく港に戻ったところで、空模様は怪しく風はますます強まる模様。

 大森さんは、「高校生が練習していた、塩釜市街より海面が急に海面が真っ黒になり、ヨットがバタバタ倒れたのを見て慌てましたよ」とのこと。

港に戻り、一旦4m/sまで落ちたのを見て、高校生の平君と2艇でとりあえず港の中でアビームでの練習。

ところが、間もなく10m/sに上がり、ブローの16m/sでは、メインを緩めてもマストに当たる風でヒールし、風の息の間に起こしタックするような状況です。

引き上げることとしました。

 陸の上のディンギーは強風のため風上に立てていても、人がデッキに乗って押さえないと倒れるぐらい。

斜路で引き上げるの無理なので、半沈の状態でマストを抜かざるを得ません。

 高校生の平君は、防波堤と係留の船の間に挟まって身動き取れません。高校のレスキュー艇が引き出しに向かってくれました。

マストの向きが悪いので、引き出し易ように平君はこの強風の中艇を反対側に沈させました。

この日最後の4回目の沈起こしを無事終えた平君でした。

(右端写真の奥を拡大してみると、まさに沈で船の向きを変えた平君とレスキュー艇がわかります)

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21/05/01 地震の後のSSCオープンレース

 海の上のディンギーに、ゴゴゴ・・・という音と同時に下からダダダダという振動が2群に亘って届きました。

「地震だ」先に出ている艇に向かって、「地震だぁ、津波が来るとするとアト15分だぁ」と繰り返し叫びました。

防波堤の上の釣り人も退却します。ロッキングさせながら7分ぐらいで6艇全艇が港に戻ることができました。

なお、沖合500mにいた艇は、地震を感じず、防災無線と他の艇が戻っているのを見て引き返したとのことです。

 斜路の上に集まっていた人たちに尋ねると、震度は4、津波の発生はないとのことでしたので、レースを開始しました。

 レースはレンタル艇の3艇の参加もあり6艇で競うこととなりました。

今年も、トップの艇には近づけませんでした。それでも段々と絡むようになってくると楽しくなってきます。

どの艇でも、10レースに一回くらい、トップになったりするともっと楽しくなって来るでしょうね。

なんの得もないのに着順に夢中になれるのは、アメリカズカップに挑戦するオーナー達と同じ気持ちなんだと思います。

SSCマークレース第1回成績

5/1 1105-1225 上下2周(上〜下150m

南南東1.53.6m/s 波向南東0.9m 9秒 

潮位 500140cm 12:30-13cm 2000105cm 1027震度4

1位 日野 2位 田中 3位 平田 4位 佐藤  5位 小野  6位 平

 

1着

2着

3着

4着

5着

6着

1R

田中

日野

佐藤

平田

小野

2R

日野

田中

佐藤

平田

小野

DNF

3R

日野

田中

平田

佐藤

小野DNS

4R

日野

田中

小野

平田

佐藤

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21/04/25 北6m/sのち、10m/s

 この日は、ハーブ菜園に一息ついた岡本さんと、平君の3艇です。陸上で3艇のトリムとセールカーブを見てから出艇です。

予報では12時までは2m/s1513m/sの予報でしたが、出艇の11時ですでに6m/sです。

おっかびっくり、帆走は港の傍とすることにしました。タックとジャイブを繰り返して1時間も帆走すると、お昼のサイレン。

 いったん戻りったら岡本さんはもうマストを抜いています。「もう十分堪能しました」とのことです。

お昼を食べたあとの風は益益強くなり、2艇で斜路前の短い海面をアビームで行った来たりしていましたが、そのうちタックで止まってしまい、波舵で向きを変えるようになってきました。

ブローで15m/sまで上がったので、さすがに今日のセーリングはこれまでとしました。

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21/04/10 晴れて風速6m/s。絶好のセール叩きの日。

 最近はクルーザーの方が忙しくなった金さんのLaserは寂しそうでしたが、代わりに松島の野口さんが乗ることになり、この日はきれいにしてから、一緒に帆走しました。

風速6m/s。平君のセール叩きに絶好の日となり、アビームを楽しみました。平君は沈を繰り返しましたが、結構疲れるので沈は減らしたいとのこと。

 港に戻って、斜路の前で半沈→センターボード→引き起こしの練習をやってみました。

野口さんは、帆走した艇の中に浸水が一杯と悩んでいます。

 

21/04/03 おニューのセールです!

 高校総体を目指す平君が、レンタル艇に自前で調達したラジアルリグとセールが届きました。お母さんへの返済のためバイトが大変そうです。

m/sの中で帆走してみました。あまりも走りません。海上で乗り変わって、アールを深くしましたが、なかなかセールが馴染んできません。

小野寺さんから「風速6m/sでアビームを2日間くらいセール叩きすると走るようになるよ」助言いただきましたので試してみましょう。

 

21/03/27_初めての味はどんな味

平 岳人。ヨット部のない高校の高校生。Y23が気に入って小遣いをためて購入。船舶免許も取得してオーナーに。

その平君が、ヨットの高校総体に出たい。それではと関係者の方々が動き参加資格はクリアできました。

あとは、レーザ−ラジアルのスキルということで、今日は一緒に帆走しました。

  初めてのレーザーで、艤装に戸惑っていましたが、南5m/sの中一通りのアクションを確認しました。

その中で、苦も無く沈起こしをしているのに気がつきました。水球部なので泳ぐのが得意とのことです。なるほど。

海苔取り作業があったのか、海面には海苔がガバチョと浮いています。

海苔を食べる国は、日本、韓国、中国、イギリスのウェールズ地方ですが、生海苔を消化できる酵素は日本人しかいないとのことです。

早速拾って、食べてみました。潮が効いて海苔の香と、噛み応えのある食感の中、海の滋味が染み出してくるようで力が湧いきます。

平君が、6月第一土曜日の県大会に向けてどんな経験を味わうのかと考えると、うらやましい限りです。

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21/03/24_久々の航路の沖に出てみれば

16℃は魅惑的な数字。空にはタックの跡のような飛行機雲。海に繰り出すと、3.5m/sのジェントル。でもウネリ1m。

迷惑をかけないように、慎重に海苔ヒビの間の水路を舟入島に向けて出ます。

 帰り路は、先週のレーザーが二ツ島の湾奥側を走った経路と思ったのですが、時々ウネリ崩れて白波が立ちます。

やはり、来た道を戻ることとします。

見ていると花渕埼の向こう側にみるみる煙が雲となり広がっています。

新地町の発電所でも爆発したかと思い、急いで戻りましたが、町は平穏。

後で知ったところでは岩沼の古タイヤ5000本に野焼きの火が燃え移ったとのことでした。

  シングルハンドだと、無事に戻って来るまでが日々冒険でありこれも大きな楽しみです。

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21/03/20 それぞれに中くらいなりおらが春

  荒れた週末がつづきましたので、縮こまった手足が伸びをしたいと海を恋しがったのでしょうか

レーザーはマストを立て、Y-25はジブファラーを通し、赤いハルのシーカヤックは港にもどってきます。

 Y23レースで活躍準備中の岡本さんが、この日はY-25のヘルムを取って「結構早く走るなぁ」とご満悦。

今年は、海苔が空くのが早く二ツ島、クド島、東箱島、中箱島に囲まれた海面で肩慣らしできました。

 レーザーの2艇は本航路から二ツ島まで大円をくるくる回って楽しそうです。♭なクローズがカッコいいです。

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21/03/07 南風5m/sに誘われレーザーが4艇揃いました。

 昨日と変わって南風となりました。午後からレンタルの3艇と久々1艇が集まり、セーリングです。

レンタル艇の艤装の説明を補足して、艇を見送りました。

バングを引きすぎたままの艇があり、タックしても風上に向いたままとなりタックができず、張ったままでのベアで沈をしていましたが、無事に皆プレーニングが楽しめたそうです。

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21/03/06 ファクトリーマリン新社屋に看板が上がりました。

 完成した新社屋に、看板が上がりました。きれーなブルーが映えます。2階の部屋からの眺めはクルーザーや海が見渡せてなごめるスペースです。

レンタルスペースだそうで、「一日海を見ながら読書したい」との方もいるそうです。もうレンタルは開始しているようです。

 新SHOPの開店は、「4月ころかなあ」とのことでした。

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21/03/06 強風が楽になるリーチフリックの感覚です

 この日は、ラジアルのヤス君と北西8m/sの出艇です。少しずつ港内で馴れて、外にでて大プレーニング大会の予定です。

強風でもベアがしやすいように、バングはぎりぎりにせず、センターボードを少し揚げるようにします。

港内で急に振れる風が難敵です。ヤス君はパタと倒れても何度も上手に起こします。

風の強弱に合わせて、ティラーで風を逃がし、風の西振れにティラーとメインのリリースで対応します。

 この時の風の逃しすぎ、緩めすぎで艇を止めないために、リーチをフリックする感覚が大活躍しました。

港内で馴れた後、しちのcafé前の海でプレーニング。うわ〜。港に戻ってもう一度。今度は港の入り口まで落とせなかったので、再度クローズからリーチングで港の入り口を目指します。

たった3回で、もう手の中のシートが滑るようになってきたので、今日はこれで切り上げました。

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21/02/28 ヨットは帆走するようにできていて、ポケットの中の物は海に落ちたがっている

 今日は、風が強くないので先週できなかったFreeTack号の帆走を試しました。今年は海苔網が

少なく、クド島の沖側、お昼であがったY23の練習会が行われていたところが空きました。

ファーラーのジブを広げ、機帆走でタック。

スムースなクルーワークを確認して、メインを上げエンジンを切ると、一瞬の静寂のあと、ハルと波の音が届いてきます。

タック、ジャイブもつつがなく、つくづくヨットは風で帆走するようにできているんだと納得しました。

 注意しなければいけないことがありました。

桟橋に近寄ったので飛び降りようと、後ろ向きになりライフラインを超えて若干かがんで、ライフラインに尻がこすれたと思ったら「ポチャン」。

「やってしまった」。幸いにも財布でも、スマホでもなく、ラジオペンチで済みました。

 海には魔物が住んでいる。

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21/2/20 FreeTack号(Y-25)の始動開始

  FreeTack号は、ファクトリーマリンさんからセーリングを体感してもらうためのスクールの艇として提供を受けて、昨年からファクトリーマリンさんと整備を進めています。

今日は、ファクトリーマリンさんから受けたアンカーをセットし、由美子さんからの助言を得て、岡本さんと初帆走を目指しました。

   手作りの竹のバテンを収めたメインを上げるのは初めてです。渋いグルーブもシリコンスプレーをかけて通し直したらすんなり上がりました。

「さて、帆走を」と花渕灯台まで出てみましたが、6m/sの風に帆走せずに引き返しました。初帆走は3m/sぐらいの風のときにと思い直しました。

 FreeTackの帆走に、ご協力・興味のある倶楽部の方は、お声かけください。

なお、プチセーリング教室は 2時間で、料金は一人5,000 円(税込み)です。

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21/2/13 リーチのフリックで行く愉快な馬放島付近

 Webで見つけた「リーチのフリック違反の判断・・・」。知らなかったけど速く帆走する方法があるみたい。

試してみたいけど、たぶんクローズでメインを引き込んで尻をドンとデッキへ落とすことかな。

今日は暖か8℃ 北3m/sの風。試してみよう。ドンとしたり身体をウんとしたりすると、これがリーチのフリックかな。なるほどちょっと加速します。

 馬放島へ向かう途中で、今は潜水士の1割程度となってしまった、通称「カブト」と呼ばれる潜水服を着た潜水士船が通りすぎてゆきました。

船の前に付いている二又は、港湾工事で水中の石を平らに均すために2tくらいの石を吊り上げるための装置です。本当に懐かしい。

 馬放島に向かい、信号灯のある地蔵島、手前の躑躅(つつじ)島に近づくことができました。その間の動画はこちら

帰路に高遠島に近づくと、なんと島の上から一本のロープが垂れ下がっています。

このロープ腕力だけで登れないだろうし、そもそもロープをぶら下げるのにどうやって上ったのか、不思議は積もってゆくばかりです。

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21/2/6 虹色

 この日は、大荒れだった前回の記憶が残り、及び腰ながら6m/sの北風に期待してプレーニング大会。

と思いきや、北2m/sの軽風です。気持ちを変えて、

 「艇の気持ちに合わせて操れたらいいね」に変えました。まずは陸の上で、艇の変化を確認。

メインを引いてブームをセンターにしておいてから、

カニンガム、カニンガムとバングとメインシート、クリューアウトホールを調整しての、

セール、マスト、ブーム、メインシートのテンションの変化を自分の言葉で見てみました。

さあてと、海に出でて、2艇で走り合わせ。バングで引くと、メインが外に出るのを実感。

ランニングでは、岡本艇が早くカズ艇が追いつかず離されます。海上で乗り換えてみたら、なんとか離されず帆走ました。

 風が落ち帰港したら岡本さんの後ろを虹が見ていました。

次回のための早く走る方法2/6 

 微風のランニングでは、アンヒールさせるより、フラットにして波に合わせて体重を前後のみ移動の方がシンプルで、マストを揺らさないことができ

空気がきれーに、回るので速いみたいです。

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21/1/16 急にサバイバルの海だ!

 この日は、強風注意報が出ていたものの風速2m/sの南風でした。

港へ戻ってた海苔船をゆっくりやり過ごして11時半に岡本さんと2艇で、沖の方へセーリング。

矢筈(やはず)島を過ぎて御殿山の外人居留地が見えた12時過ぎた頃に風が北に回り、西の方から指状に黒い雲。

やばい!30分間隔の暴風の雲だ!写真右はその時のまだ、余裕の岡本さんです。

しかし、5分もしないうちに風速7m/sに。周りは白波だらけ。花渕は遠いなぁ。

岸の傍は、強弱がはげしく、馴れてない岡本さんが沈。

ベアして近づこうにも、ランニングでは自分も沈しそうなのでリーチングとタック4回でやっと声の届くところへ。

難なく起こしてたので、メインはあまり引かずセンダーボードを10cm引き上げてのクローズで花渕へ向かいました。

8回のタックで何とか、花渕の港の入り口へ。

ここはから鬼門。入り口が狭いので、港の奥へ一気にベアすると、象に蹴飛ばされたような加速が。カズも、何人もここで沈しています。

知らされていなかった岡本さんは、ベアと同時に切れあがり、またしても沈。沈したディンギーといっしょに歩くくらいのスピードで奥へ。

途中の桟橋に接岸したのですが、バックで斜路へ向かおうとして、またもや沈。

防波堤の角のところまで到着したところで、ファクトリーマリンの小野寺さんがボートで引き出してくれました。

 2時前に陸に戻った、岡本さんお疲れ様です。

上には上があるもの「海で生き残る条件」 https://www.aokiyacht.com/zen15/umideikinokoru-5/

にはディンギーサバイバルのお勧めがあります。

 サバイバルではメインでなく舵で風を逃がす(注;バングは張りすぎているとベアできない、センターも10cmくらい上げると楽)、

フルハイクアウトを10秒以上楽しんではいけない(注;普通は楽しめません)

とか書いてあります。

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21/1/13 無風の吉田浜から30分のローリング漕ぎは大変でした

  年末からの寒い日が続くなか最高気温8℃の予報に騙されて花渕へ。

斜路の雪かきを終えて出発は1時になりました。沖の方へ出かけましたが、矢筈(やはず)島のあたりで風がなくなりそうなので港へ戻ります。

戻る途中で、風が残っていたので塩釜港の方へ。海苔ヒビのブイがきれいに並んでいます。鍋島あたりでは、鴨の2羽仲良く漂っています。

今年の海苔ヒビは沖も塩釜の方も少ないようです。吉田浜の人に手を振っていたら、無風に。潮に流されて海苔ヒビの方へ。

しょうがないので、艇をローリングさせてセンターボードで漕ぐこと30分。何とか3時前には戻れました。

今年は、海苔ヒビも少ないのですが、斜路の海藻もほとんどありません。

 

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20/12/27 セーリング大好きな岡本さん

 今日の予想最高気温は4℃にもかかわらず、岡本さんからお誘いにありがたく乗っかりセーリングです。

2m/sの緩やかなコンディションでした。

岡本さんは花渕の2回目ですが、海苔ヒビにも馴れましたので、3号ブイと沖ノ高遠島の間の本航路の横断を試しました。

帰りのランニングでは体重の重い岡本さんに置いてきぼりにされました。

一時間ちょっとのセーリングから上がり、プラごみを拾ってラーメン屋へ向かいました。

 冷えて痺れた体が、ラーメンを啜ってほっとしていると、「年内は、あといつにしますか?」と岡本さん。

痺れる一言です。「参りました」来年もよろしく。

 

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20/12/23 寒中、暖ありがとうございます

 おとといまでの8日間は、最高気温が氷点を下回る日もあり、5℃未満の日が続きましたので、最高気温10℃越の予想を聞いて、いそいそ出かけました。

オーニングを外すと、昨日までの寒さの名残がコックピットの中でぶら下がりました。

海水は寒さとともに透明度を増し、底の海藻までしっかり見せてくれます。

穏やかな風、穏やかな波。島の間には空と海と水蒸気が立ち込める。そう、5月の若葉の頃を思い浮かべさせる日です。

気持ちが伸び伸びと背伸びしています。北から来たウミネコが海苔ヒビの浮流し式のブイに止まりのんびりしています。 

今年初めての海苔ヒビ水路の調査を兼ねたセーリングを終えると、寒風沢の牡蠣を買った金さんの帰りのクルーザーと出いました。

艇上のピーターとピーターのお父さんへ挨拶して一緒に花渕へ戻ります。

間近にクリスマスが迫った花渕の一コマでした

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20/12/02 思っていたものを見る

 花渕の海は、北東0.5m/s風で曇りでも日がところどころ日が射し温かさが伝わってきます。

岡本さんの葉山港以来1年ぶりのセーリングのために、出す艇の場所を覚え、艤装を覚えて準備万端この日を迎えました。

この日も艇を降ろす斜路のコケ磨きで、すでにくたくた。セーリングには長い手順がつきものです。

艇を浮かべてまずは、斜路の前でのタックで繰り返し肩慣らし。海の上を滑る感覚が戻ってきたようです。

カズを待って、港の外に出てみると、この季節の風物詩、海苔ヒビが海面一杯です。

馬放島への航路をタックタックで帆走するのですが何せ、風がなくゆらゆらしていると、北東の馬放島のほうからブローがやってくるのきれいにわかります。

期待しているとやってきました。2m/sの風。気持ちよく帆走できました。

吉田浜の前で風がまた落ちてきたので、戻ることとしましたが、ランニングでもなかなかもどれません。

そうしてぶらぶらしてると今度は南の海面からやってくるブローが目に入ります。またしても風にのって帆走できます。

砂浜のプラスチックごみ拾いを終えて、3時の遅い昼食を「蔵」の熱々の味噌ラーメンで体を温めて帰りました。

常に変化する風を見つけて、セーリングを合わせる、セーリングの愉しさです。

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20/11/15 「マリンショップができます」の看板をご存じでしょうか

「七のや」と「シチノリゾート」の間の木造の建築現場にその看板が掲げられています。

施主は、小浜で日夜ボートサービスに精をだされているファクトリーマリンさんです。

 完成は来年1月で、オープンは、春頃を目指しています。

2階のウォークボードのテラスからは、ハーバーと海を望むことができるとのことです。

このショップに来ることも、海辺の生活のひ・と・つ。

楽しみがふえます。

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20/11/14 「海辺の生活」を楽しむ

「きれいに楽しむ」を文字にして、クラブの艤装庫に掲げました。

楽しむ海辺の生活ってなに?

 サップボード、釣り、セーリングだけでなく、

 バーベキュー(ごみ問題で禁止になっているところが多いです)や磯遊び、砂浜でのキャッチボール、潮風にあたっての読書、

海を眺めての珈琲、桟橋のクルーザーの上のランチ、ビーチコーミング。

海の開放感を感じることができることだと気が付きました。

 幸せを感じる海辺の生活を、自分とその次の人や、海の中のいきもの、昇る太陽、空を渡る鳥にずーと繋いでゆくために、

できる簡単なことがあります。

自分が楽しむ周りをきれいにしておくこと。たったこれだけのことが、集まって繋がって、繋いで、紡いで大きな流れとなり、

海辺を楽しむことは、生活の一部となってゆくでしょう。

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20/11/03 広がる「きれいに楽しむ」。新メンバー香川さんと北島さんも「いいね」

大学のヨット部を引退した「ハイクアウト大好き」の香川さんと北島さんが、社会人のセーリングを始めたいと、仙台セーリング倶楽部を訪ねてくれました。

仙台セーリング倶楽部の動いてなかったテーザーが動きだすことになります。2人ともテーザーは初めてですが、難問だったメインセールのタックホールのブームへの留め方を北島さんが解決しました。

カニンガムをトップマストが思いっきりベンドするまで引き下げてタックホールを留めるとフルバテンのトップがきれいな曲線となりました。留めた後カニンガムを緩めるとマストベンドが少し戻りました。

艤装は終わったころには、晴れていた空も暗雲と北西の強風になり残念ながら初セーリングは、来週の日曜日へ持ち越しとなりました。 

 終わりに、花渕できれいに楽しむアイテムとして、「他人のプラスチックごみを1個以上持って帰る」をお願いしたら、直ぐに「それはいいですね」。先月に加入の加藤さん留守さんもそうでした。

最近は、きれいにする意識が高まってきているのでしょうか

 なお、2人での都合が合わないときの同乗メンバー募集のメールの時には都合の良い方は返信してみてください。

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20/10/18 なみの大スペクタクル

 「今日は波があるけど、風がなくて大変だよ」帰ってくる船は皆口を揃えます。それではと、沖合の崩れる波に乗ったらどうなるか試しに出かけました。

小手調べに5年前に水没した楠島跡へ。崩れる波がなかなか現れずクド島へ。ここもなかなか。

二ツ島の沖合へ。ここはすごい!。高さ3mの四角い波が突如海面から飛び出す。崩れると白い海面が広がります。時々四角い波の上に更に三角の波が生まれ高さは7mにもなりま。

7mの波って遠くで見ていても恐ろしいくらいです。

 そうしているうちに上げ潮で波の方に流されているのに気が付きました。

沖に離れようとしたのですが、南風が0.5m/sまで落ちしかも、波の向きも3方向となりブームが揺られて推進力になりません。

 焦ればあせるほど、波にひきよせられます。艇を揺らして沖に逃げます。なかなか進みませんが10分くらいして、やっと2m/sの風がきてくれて脱出できました。

「波があるけど、風がなくて大変でした」

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20/10/07 歴史に浮かぶ島々

花渕に、塩作りの神様を連れてきた神様を祭っているといわれる鼻節神社がありますが、かつては今の七ヶ浜町ぐらいの広い境内だったものが平安時代の貞観の大地震(869年)で海中に没したため今の垂水山(たるみつやま)に移されたとのことです。

 花渕には、黄色で層のきれいな崩れやすい高さ20mくらいの崖があります。1m堆積するのに40,000年ぐらいかかるので80万年分を見ていることになります。

黄色い層は22,000万年前の火山灰が流され堆積したものが隆起したものです。この他に大きな石が混ざっている黒っぽい層がありますがこれは、13,000万年前の噴火の溶岩や海中火砕流が堆積し隆起したものです。このときの火口は汐見台のあたりにあったようです。火山活動と褶曲と沈降を繰り返し松島湾ができました。

小浜港内の雀島、二ツ島は黄色い層で、舟入島は黄色と黒い層の二つでできています。

 舟入島は小さな島ですが、縄文時代の貝塚が残っています。海面が低い時代には寒風沢島と一緒だった証拠です。

縄文時代の日本は、食の季節のサイクル=旬を、心得て生活ができる環境に助けられて世界の新石器時代(耕作、牧畜)から完全に独立した、争いの形跡がない奇跡の1万年注)と言われています。

松島湾は他にもたくさんの縄文時代の生活の跡が渦巻いて残っている場所です。

注)(出典)「なぜ世界最古の土器が日本列島から出土するのか?

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20/10/03 スナメリの住む湾で一年ぶりのセーリング

このサイトがきっかけとなり、加藤さん、留守(ルス)さんがレンタル艇で一年ぶりのセーリングです。

二人は、シングルハンド艇は初めてとのことで艤装シート見ながらでも艤装に手間取っていましたが、昼前には出艇し南風3m/sの中で帆走していました。

「初めてのシングルハンドでしたが、セーリングの感覚が徐々に蘇ってくるのがわかってきて嬉しかった」とのことです。

入れ替わりに朝早くから出ていた日野さんが戻ってきました。2時頃に4人で遅いお昼を食べていると、日野さんから「鍋島と本航路の間でイルカのジャンプを見たよ」

と話がでました。花渕に来ていたピーターさんから「それはスナメリ(背びれの無い顔が平面的なイルカ)じゃないかな、昔は松島湾に500頭もいて、家の近くの表浜にイワシとか鯖を食べにスナメリがくるよ」その話を聞いて3人は、お昼のあとその場所に向かいました。残念ながら出会う事できませんでした。

吉田浜の前では、波も風もないので海苔ヒビのアンカーの作業が進んでいます。秋が近づく花渕でした。

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2020/10/1 十五夜の花渕

 今年は、風もなくそれほど寒くない夜でしたので、存分に月の光を浴びて波音を脳みその中に遊ばせておりました。

ただ、寒くないせいか蚊が刺すので帰途に就きました。

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2020/9/26 微風と波高1mのファストネットロックレースを見ながら、新セールパワー理論を体験しました

 風はないのですが波は、二ツ島で網を打っている漁船が冬の北米のカニ漁に、毛無島越に見る東北選手権のクルーザーが、外洋レースで有名なアイルランドの南東端の岩礁ファストネットロックを彷彿させまました。

 

 ファクトリーマリーンの館石さんが載っているKAZI10月号に、説明用の概念のサーキュレーションでクローズの風下艇が先に出る説明があり面白く読んでいましたが、そのほかに興味を引く行がありました。

470の順風のクローズ抵抗は40kgで、揚力は増えても分力がわずかに前進力となるが、抵抗減れば、ほとんどそのまま前進力に変わるとのものでした。抵抗とはマストやリギンの渦、バージのはためき、人の空気抵抗、船体の摩擦・造波抵抗、引っかかった藻があります。

 海にでました。波を横に受けマストが揺られブームが左右に振れます。「いかんこれは大きな抵抗だ」。体をインアウト、波の背をのぼりセールを引き込み下りの手前で、体でアンヒールしてからベア、ブーム出してイン。だいぶ前進するようになりました(つもり)。永井潤さんすごい!

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2020/9/19 馬放島の裏側は別の星

 朝の小雨も上がり南東の2m/sの風の中、武田さんと2艇でのんびり馬放島の裏側を見に行くことにしました。

行合う船に観光船の姿も増えて賑やかさも戻ってきています。兎島を過ぎたら浅い地形なので海苔ヒビ用の竹がたくさん立っていて、竹越しには塩釜の街が切り立っています。

木材島とモンド島の間を通り、材木島沿いに南に戻ると、半月の浅瀬が顔を現わしています。干潮だけの風景です

浅瀬の向こうには、馬放島の袋のような入り江の口が見えます。

波が静かで、崖や岩のそばによりゆっくり眺められます。竹の海苔ヒビの間を遊び、お昼になったので戻ります。

 帰りは、本航路の一番狭い、代が崎の5番ブイを横切り、護岸の釣り人と挨拶を交わして気持ちよく花渕に向かうだけでしたが、

ここからが、進まない。風は0.5m/s迄落ち、潮が追い潮から向かい潮に。心配して小野寺さんがボートで見に来てくれました。

 3時間半のクルーズでした。

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2020/9/16 船台(ドーリー)の空気タイヤのバルブの蓋の開け方

 船台のタイヤの空気が減っていると、運んでいるときに重く感じますね。

バルブのキャップを外して空気を入れようとしましたが、硬かったのでラジオペンチで根本を押さえて、キャップをプライヤーで挟んで回しました。

回りました。いえ、キャップでなくバルブの本体がゴムから抜けてきたのです。

キャップは手ごわくて、浸透スプレーをしてバルブ本体をラジオペンチで押さえ回してみましたがなかなか。

やっと取れたら、今度はチューブのバルブ受けとバルブ本体を接着剤で接合です。

 

 次のタイヤのキャップも固く動かないので、今度は最初から浸透スプレーをかけて、2時間おきました。キャップが回りました。

これが正解のようです。

 

2020/9/6 東北にはなかった9月の暑さ

 朝は、曇りから始まりました。8時半には日野さんが来ていて、北風が吹いていたので荒天の心配をしていました。

4人が集まり、マークを積んで出航です。霧雨は気になりませんが、風は北向きの微風の向かい潮、おまけに風向きと反対からのうねりと走りにくい条件が気になります。

 武田艇の曲がったアッパーマストを交換は威力を発揮しています。しかし、全体的には、各艇同志の差が大きく1位艇と2位艇でも1レグ離れることもありました。

R目は、微風の難しいコンディションでしたが、波に乗ってのクローズを掴みました。

 レースを終え、お昼した後に、難しいコンディションにはまっている艇が重心をどう伝えようとしているのか知りたくなり、また海に出てみます。

午後は、日差しも出て暑くなり、海水は心地よくてお友達になります。Y23のレースもあり、SUPボートの講習にも人が集まっていて、まだ夏の真っ最中じゃないかと思うほどです。

お盆が過ぎれば、秋風が涼しく夏が行ってしまったと少しがっかりするのが東北の掟だったのに、去年から新しい掟になったのでしょうか

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SSCマークレース第5回成績

9/6 1015-1225 上下2周(上〜下220m)北北東1.52.5m/s 波向南東1m10秒 

潮位 5:34138cm 11:4251cm 17:52139cm

1位 日野 2位 大森 3位 佐藤 4位 武田

    (3,4位は同点につき上着順有を上位)

 

1着

2着

3着

4着

1R

大森

日野

武田

佐藤

2R

日野

佐藤

大森

武田

3R

日野

大森

武田

佐藤


次回のための早く走る方法9/6

〇上マークはイーブンに設定されていないと気付くこと

 全艇ともスタボーは走るが、ポートはほとんど止まるぐらいのスピード。この中でポートとスタボーを同じくらいには走るものだと思い込まないこと。

 今回は、ほぼスタボー一本で行けた。少なくとも走らないポートで走る距離は少なくて済む。

〇おいしいものは先に食べておく

 いつ条件が変わるかわからないのでスタボーが良かったと思うなら先にスタボーを走りきること

〇クローズでも後ろからのうねりに合わせて走ると風で帆走するより早い

 リーチングでサーフィングする感覚で走るとクローズでも波に乗れる

〇波のあるクローズでのバタバタしない対応の効果の順

  ×アンヒール:反対側にいってアンヒールさせるとブームの重さででバタバタしないが、角度を落としてしまう

  △バタバタさせてもブームをしっかりクローズにセット:普通

  〇バタバタさせずにブームをクローズの位置:マストホールでマストがかない様にカニンガムを引く

 

2020/8/23 表浜で池田さんと縄文のセーラーに思いを馳せました

 表浜に来て、パラソルの陰で本のページをめくっていると聞きなれた声がしました。池田さんでした。

表浜へは毎日来ているそうで、昨日は沖を見ていたら2艇のディンギーが近づいてきたので「オオイ」と声をかけたのですが、気が付かずに引き返したとのことでした。

 まさしく、昨日のカズとピーターさんです。

 池田さんは、

ミュウヘンオリンピックではフィン級5人の候補選手に選ばれたこともあり、いろいろとセーリングのことを教えてもらっています。

・強風のクローズでは、体重が軽い場合は、シバーを続けても艇をフラットにした方が上に近づく。2kmもハイクアウトしっぱなしだと体がもたない方がデメリットだ。

・ラダーに抵抗がないように、セールの重心とセンターボードの重心が一致するように、自分は常に体を前後、インアウトして3つのバランスをとる

・花渕では南風で上に向かう場合は、上げ潮(南から)は岸寄りは反転流が強いので岸よりが有利、下げ潮の時は沖が有利

・メインシートがコックピットで絡みが少なくなるよう、タックの途中でシートが緩ませないために、ティラーは下から握り、後ろ手の間にティラーとシートを持ち替える

ひとつ一つの小さな発見・工夫・発見の積み重ねが大きな差となることが伝わってきました。

いつの時代も同じで、たとえば縄文時代に丸木舟で東京都の新島の黒曜石を本土まで運んでいたセーラーも、他人が気が付かないような発見と工夫を重ねて航海ができたんだと昔の人を身近に尊敬の念を持って感じました。

追伸 今年、花渕でひまわりが咲きました。

 

 

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2020/8/22 ピーター表浜へ行く

レースを終えたところで、ピーターさんがこれから雷雨はありそうかとか、この風で表浜まで何分で行けるとか尋ねてきました。

雷雨の心配はないこと、片道45分見ておけばと話したところ、野望を打ち明けてくれました。

セーリングを初めて2年目となる去年も自宅そば表浜にディンギーで行ってみたいと思っていたが思いは叶っていない。今日は、行けるかなぁとのこと。

面白そうなのでぜひ一緒に行ってみましょう。

花渕埼のオベリクスを過ぎて、崖岸と岩の間を通れるか注意しながら進んでみたら幅50mくらいは安全な水深があります。

次の灯台の吠埼と矢筈島の間は、矢筈島の南の岩を目指してぎりぎりでタック。

高山と並ぶ外国人避暑地の御殿山の別荘と豪快な崖を目にすることができます。

子供の頃から表浜で泳いでいたピーターさんは、地形に詳しく離岸堤の右手は浅くて危険とのことで浜の中央の離岸堤の中央の空きへ。

 表浜には、人出があり、子供らや大人たちが泳いでいるのが見えたので、砂浜上陸はせずにここから引き返しました。

そのときか砂浜の方から何かを叫ぶ声が聞こえました。ピーターさんの思いがかなった午後でした。

 

(上段左端をクリックすると12秒動画です。その他はクリックすると大きくなります。)

 

2020/8/22 第4回マークレースは旧オリンピック三角を2周で競い?ました

4回のマークレースは、アビームコースの予定でしたが、「オリンピックの三角を2周でいいんでないの」とのご意見がありこれにでしました。

3m/s、潮の影響なし。4個のマークを打ち始まったレースは、予想どおり3回とも日野さんの独走となりました。

風に合わせタックのつもりでしたがそれを上回る、上り角度の違いがありました。

それでも、1Rでは1レグ以上の差がありましたが、2,3Rでは1レグ未満 1分の差におさめました。

 ピーターさんは、久々のセーリングなのか、何かのために一つひとつ確認するようなセーリングでした。

(写真をクリックすると大きくなります。)

SSCマークレース第4回成績

8/22 10351148 南3m/s 

旧オリンピック三角2周(上〜下200m)

 満潮 510 151cm  干潮1150 26cm

 満潮1810 142cm

1位 日野 2位 佐藤 3位 ピーター

 

1着

2着

3着

1R

日野

佐藤

ピーター

2R

日野

佐藤

ピーター

3R

日野

佐藤

ピーター

 

次回のための早く走る方法8/22

〇日野さん。9:57準備信号なのに、出艇が遅れて30分待たせてごめんなさい。8:30には花渕に集合します。

 

20/8/15 夏のサプライズ。

 957の準備信号なのに、朝8時半にはもう日野さんが艤装中です。皆さんが次第に集まり次々出艇していきました。

9時を過ぎた頃に、突然にメキシコ、ミュウヘンのフィン級の強化選手だった池田さんが3年ぶりに登場しました。

  船台やディンギーのあちこちに不備があったのですが、気にしないで参加です。スタート手前でラダーが抜け残念ながらリタイアかと思ったところ、

R目から登場です。しかし悪いことは重なるもので、帆走中に突然バングが破裂しました。さすがにリタイアと思ったところ、ロープでティークルを作り

Rから参加です。バイタリティに圧倒されました。バテンが1本しかない艇は思えない走りも披露してくれました。

特に上マーク回航は尻を海水に浸してのアンヒールはスーパーカッコいいです。

 レースは、回数を重ねてこなれてきたせいか、スタートが揃ってきて、1上は美しく次々と回航が続きました。

海面は風が強いことと、中潮のため潮の影響がほどんどなく、目まぐるしくシフトする風を掴んだ艇がリードする面白い展開となりました。

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SSCマークレース第3回成績

8/15 104012:20 南南西5m/s 下スタート〜上〜下〜上〜下フィニッシュ(上〜下200m→250m)

日朝不等 干潮07:00 38cm 満潮1500 121cm

干潮1840 113cm

1位 大森 2位 日野

3位 渡辺 4位 長谷川 5位 佐藤 6位 村田 7位 池田

 

1着

2着

3着

4着

5着

6

7

1R

日野

大森

渡辺

佐藤

長谷川

村田

 

R

大森

日野

村田

渡辺

佐藤

長谷川

 

3R

日野

大森

長谷川

渡辺

池田

佐藤

村田

4R

大森

渡辺

日野

長谷川

池田

佐藤

村田

 

※着順から総合順位の算出excel表はこちら

次回のための早く走る方法8/15

〇風速45m/sと体重の関係>65kg以上有利

 大森65s日野70kg渡辺67kg長谷川61kg佐藤60kg村田63kg池田58kg

〇風速45m/sコース戦略>潮有利での岸寄りコースの選択ではなく、風を優先するコース選択

〇風下航>違反しない範囲でローリング。くわしくは秘密。

〇クローズでメインシートが絡まない処置>足で片づける。また、風下航中に捌いておく。

 

20/8/14 夏は島めぐりセーリング

 2艇で南の5m/sの風に乗って帆走します。コースは、花渕〜水島〜桂島〜大藻根島〜馬放島でお昼を食べてから花渕に戻ります。

スプレーを上げながらのアビームで本航路も一跨ぎ、水島を過ぎたら、クローズで桂島の南端の小岩島をクリアーし、今度は波に押されてのランニング。

 野々島では柏木島の木陰のそばを通り、桂島の北側から大藻根島では、ブローとラルが入り乱れオットット。メインと身体の出し入れが大変です。

 大藻根島では先客がいたので、馬放島へ。

馬放島の南前面には玉ブイが連なっていて網が想像されたので、岩岸よりの50mの玉ブイの無い間を反射波に揺られながらランニングで岩陰の浜に上がり、ほっと一息です。

艇を砂浜に揚げてお昼です。ゆっくりした後は、花渕迄20分です。所要時間はお昼も含めて10501330でした。

 覚える島の名前が増えるたびに、また一つ松島湾との友達に近づいていく気がします。

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2020/8/11 塩釜33℃でした。海は静かでした。

 昨日に続きこの日も30℃越えです。お昼は、自転車で出かけ、卸売市場方面のラーメン屋「ひまわり」で更にたっぷり汗をかき夏を堪能しました。

夏と言えばディンギー。レンタル艇の艤装のチェックを終え、馬放島の隣の沖ノ高遠島をめざします。航路を沖に向かってゆくクルーザーへ挨拶して、航路を横断しました。

 波がなく沖ノ高遠島のそばまで近づけましたが、上陸は見送って花渕に戻ります。花渕漁港のあたりからラルにつかまり、5時過ぎの帰着となりました。

それでも夏のセーリングは、島を回らないと満足できません。次回はも少し早く出よっと。

次回のための早く走る方法8/11

3m/sのランニング

 クルーアウトホールを緩めてフットを深くするとスピードが5%くらい増す。

〇バングの効果

 バングを引くとブームが外にでる。つられて、トラベラーが外にでて、一番下のバテンのあたりのリーチが内側に入る。

 だからどうしたは、残念ながら不明です。

〇南風の場合の吉田浜近くの風のシフト

 鍋島とクド島を結んだ線から吉田浜に近づくほど西に触れる。

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2020/8/9 新人3人で挑んだ第5回Y23フリートレース

 この日は、朝から雨。こんな日でもレースとなると自然と気合が海に向くものです。

カズは、Y23は4回目ですが、初めて舵を持ちます。武田さんはクルーザー初めて、もう一人の女性の近藤さんは、クルーザーどころか4か月振りのセーリング。

スピンは、ディンギー方式にして、ポジションは持ち回りと決めて意気揚々と艇に乗り込んだのですが、メインのピークへシャックルを留めるのに20分。

こんな調子で出艇は最後となってしまいました。

レースは、雨のなか南2m/sで始まりましたが、雨が強くなると4m/sまで上がました。

スピンは簡単だと思ったのですが、フォアガイとジブとの絡み、スピンのねじれ、シートキールへの潜り込みが次々発生、下マークを大きく過ぎてから回収とか大変でしたが、誰一人スピンはやめようねとは言わず上げ続けました。

クルーザー初めての二人の感想;クルーザーは外向きのハイクアウトしてればいいと思っていたけど、ワンアクションの力が大きくて、艇上の移動もあるのでディンギーより遥かに体力がいるわぁ。

見ていた人たちの感想;女性がヘルムを持つとクローズはしっかり走っているが、男性は2人ともクローズが安定していないね。

厳しくも、温かい激励を胸に表彰式を迎えたのでした。賞品の炭酸は3人で山分けでした。

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2020/8/2 夏が来た!?5艇でのSSCマークレース第2回は、潮が難敵でした。

 前日はやっと10日続いた雨も止まって、今日も久々のディンギー日和となりました。9時についたらすでに3艇が艤装完了。

クルーザーやSUPヨガの教室も賑やかです。

やる気満満の武田さんは寝過ごして第4レースからの参観となりました。

 

 レースは、沖が、風が強く潮も強い、岸は潮も弱いのですが1,2Rは風弱いゲレンデで、波はスタボーが真向かいとなりました。

レーンチェンジのタイミングが、勝敗を分けたようで、カズの順位は安定していましたが、他の方は目まぐるしく入れ替わりました。

 レース後の、次回早く走るための談義を終え、午後はてんでんに過ごしました。

 

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SSCマークレース第2回 成績

 8/2 101712:35 南4m/s 下スタート〜上〜下〜上〜下フィニッシュ(上〜下220m)

干潮09:00 12cm



1位 日野 2位 大森

 3位 渡辺 4位 佐藤 5位 武田

 

1着

2着

3着

4着

5着

1R

大森

日野

渡辺

佐藤

 

R

大森

日野

佐藤

渡辺

 

3R

日野

渡辺

大森

佐藤

 

4R

日野

渡辺

大森

佐藤

武田

※順位の出し方は、2019ポイントレースと同じです。

次回のための早く走る方法8/2

〇波がスタボー直角で、潮が強く、岸と航路寄りで南風の強弱が変わるクローズ

セーリングの症状;右側のコースが上れない。マークに近づくと下に流される。

 ・右海面と左海面の風の強さが同じになったら岸よりを選択

・右と左で風と潮の速度が変わった場合は、

0.3m/s、風34m/sでボートスピード+0.5m/s上り速度換算/0.35m/sで有利なコースを見つける

〇潮が強い上り

 どうしてもヘディングをマークに合わせて上りすぎになるので、風見でなくセール全体のテルテールを見ながら落とす

〇海藻が引っかかる

 周りの船と比べて、自分だけ速度が遅い場合は、センターボードとラダーの海藻の引っかかりを疑う。

コース見取り図

 

2020/7/26 気軽なSSCマークレース第1回

 「雨は大してふらないよね」と3人が集まりました。まずは腕時計を合わせて、上・下・アウターのマークをそれぞれ積んで9時過ぎに出航。

シチノの前の海に、3艇がそれぞれマークを打ちアットいう間にコースが設定、3分前から1分毎に笛か声でお知らせしてスタートととしました。

上下2周で30分程度でのレースの設定です。予定の12時を過ぎてもう一レース追加したほど燃えるものがありました。

 結果は、2R1上以外のマークは全て大森さんが先行と絶対的な王者となりました。特にランニングで差が大きくなりました。

レースの後は、次回は競ったレースになって楽しくなるようにと大森さんに秘訣を聞いておきました。

 

 (写真をクリックすると大きくなります。)

 

SSCマークレース第1回 成績

 7/26 10201240 南23m/s 下スタート〜上〜下〜上〜下フィニッシュ(上〜下180m)

 

1位 大森(圭) 2位 渡辺 3位 佐藤

 

1着

2着

3着

 

1R

大森

佐藤

渡辺

 

R

大森

渡辺

佐藤

 

3R

大森

渡辺

佐藤

 

4R

大森

佐藤

渡辺

 

5R

大森

渡辺

佐藤

 

 

次回のための早く走る方法

 〇微風でのクローズ

 ・風が触れたら、タックを優先する。タイミングは、波を見て波の上下でなくて、ラフに裏風が入った瞬間。

 ・トラベラーの位置は、シングルハンドは必ず一番外側。足で押してでもトラベラーは一番外。

 〇微風でのランニングでの先行艇の風をとる位置

 ・マスト3本以内の距離で効果。先行艇の真後ろでは風は奪えない。正しく奪う位置は不明。

 

2020/7/19 夏はディンギーが一番!

 陽の力に引っ張られ、マッチレースのあとは、レンタル艇のmeme号で3m/sの南風とセーリングです。

リーフした井上さんのディンギーの上には、もう一人。聞くところによるとクルーザーに乗っているけどもっとセーリングを覚えたいとのことで、それならディンギーがということで誘ったそうです。

 二ツ島には雨が長かったせいか緑が溢れています。

深呼吸すると、夏の入り口で胸いっぱいになります。

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2020/7/18-19 宮城県NO1を決めるY23マッチレース参戦記

 先週丘の上から眺めていたマッチレースに、まさか参加するとは夢にも思っていませんでした。

水曜日に急遽ファクトリーマリンさんから、「水上カップに参加しない」の一言をいただいたので倶楽部の皆さんに声をかけると、5人が集まりました。

ボートスピードはそれなりにあったのですが、スピンとマッチレースの経験が不足し、52勝でシルバーフリートへ。翌日のフリート別では、初戦で敗退との結果でしたが、

JSAFからの5人の海上審判員、おニューのセールが5人を近づけてくれました。賑やかだったハーバーも日曜の午後には、元の静けさに戻りました。

なお、宮城県No1は先週に引き続き「はまらいん」の皆さんです。ちょっと悔しいです。

(写真をクリックすると大きくなります。)

 

2020/7/12 雨のY23MORC杯マッチレース観戦記

低く垂れこめた雲の朝8時半の花渕の桟橋は、出艇があわただしく続きます。

今日は、Y23のマッチレースです。予報は雨ですが8艇の勇者が集まりレース海面へと向かっています。

 観戦場所の一等地は吉田浜近くの小高い眺洋台ですが、雨支度をしてから行っても周りには誰もおらず、なんと独占観戦となりました。

 コースは、下スタートの上下一本の短いコースで、5分毎に2艇でのスタートが続きます。

朝の南の風は北に変わり更に、東、また北へシフト、風速は雨の降り始めは3〜4m/sで、雨の最中は12m/sに落ちるコンディションでした。

レース展開は、風が強い桂島側(右海面)をスタート直後に取った艇の勝率が高くなっていました。

特に、北風の場合は、左海面の吉田浜に近づくと地底的に風が左側に曲がるのでタックをするとオーバーセールとなりせっかくの先行がマイナスになっていました。

 低い気温で、雨が降ったり止んだりのコンディションの中、動ぜずセーリングを続ける各レース艇の皆さんお疲れさまでした。優勝のオレンジスピン「はまらいん」の皆さんおめでとうございます。

でもそれよりも、風が変わるたびにマークを打ち直し、着順を取り、オンザウォータジャッジを続けた運営の皆さんに一等賞です。

(写真をクリックすると大きくなります。左から3番目は14秒の動画へリンクします。)

 

2020/7/5 腐ってもタイ!

 梅雨に入ってから予報があたらない日々が続いています。この日も、3時から雨の予報でしたが、幸いに雨は落ちてきませんでした。

MORCでは朝から桟橋清掃です。阿部さんは浜のごみを拾っていたので、私もご一緒しました。ちょっとびっくり!あんなにあったペットボトルが1つも見えません。

ファクトリーマリンさんが手配した廃棄物の収集に合わせて行則さんらが集めきったとのことでした。脱帽です。

斜路には、腐さりかけていましたが、60cmクラスの真鯛が打ち上がっていました。長い間東北に住んでいますが、いるんですね。びっくりしました。

 タイをフナムシへあげていたら、若いルアーの釣り人が斜路にやってきました。斜路の端は海中で急に2mくらいに深くなっていて、その崖に魚が集まっているそうです。

前回は30cmのコチを釣り上げたということでしたが今回はさっぱりです。

 セーリングの方は、メールでブイ回りを呼び掛けたのでですが、この天候で私一人です。まぁせっかく用意したのでマークを3個積み込んで一人ブイ回りです。

沖ではY23が風のない中スピンをつぶさない様にトリムしてました。

南で1m/sで大潮で沖から向かい潮。アビームのブイなのにポートでクローズ スタボードでリーチングと変なアングルとなってしまいました。

上マーク回航ではお約束のーもう一回タックが、更に2回となったりして、1艇でも結構遊べました。

 やはり海にでてみると発見にハッとさせられます

               

(写真をクリックすると大きくなります。)

 

2020/6/21 オニギリセーリングWon馬放島

 この日は南の風4m/sで安定。薄曇りの間から日差しが覗いていて、まあまあの天候です。

午前中は、ピーターさん、長谷川さん、カズの3艇で、近くにマークを置いてブイ回りの練習。

お昼にはピーターさんが帰り、千葉さんと武田さんがやってきました。12時50分に4艇で馬放島を目指して出発。

南風に押され、本航路では船が通過を待って一斉にアビームで横断です。浜へは20分で上陸しました。

 長谷川さん曰く。昭和40年(1965年)頃までは、夏になると塩釜から馬放島の4つの浜に海水浴客の渡船が出ていて、

今日上陸した浜は当時、第三海水浴場と呼ばれていたところ。

 泳ぐほど暑くもなかったので、オニギリを食べたあとは辺りを散策して、帰途に就くのですが、千葉さんの「どのくらい早くなったのか見せてもらいたいですね」。

その一言が、帰りのクローズの各艇に力を注ぎました。小浜の防波堤のラインを最初に切ったのは、335秒ウーチングの名手千葉さん。

次は3秒遅れで途中までトップだったけどオーバーセールした長谷川サン。トラベラーを引き忘れてたカズは3510秒着と冬の成果を見せらませんでした。

1/3テークルのバングの武田さんは更に5分遅れての到着でした。一日を通して硬軟が揃った面白いセーリングとなりました。

帰り際に千葉さんから1/7バングを譲り受けて喜ぶ武田さんでした。

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2020/6/17 オニギリセーリングon()(はなし)(じま)

花渕からまっすぐに見える馬放島(まはなしじま)は、塩釜神社の歳をとった神馬を放牧した島と言われています。

フリーダイビングのダイバーは「深く潜れるの晴れの力。曇っていると深く潜る力が生まれない」と言っています。

この日は風速6m/sでしたが、晴天が手を引いてくれました。

周りは波もなくここだけは風もありません。遠浅で水も温んでいます。周りは原生林が囲んでいます。岩の上も楽しそうです。

今日は、一人なので艇から離れずにオニギリを食べて帰りました。

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2020/6/14 オニギリセーリングPartU

 今回は、おいらん島そば、野々島の千代崎と柳浜の間の幅100mほどの名の知らない砂浜にしました。

4m/sの南風もここは島影で静かで、アマモはなくホンダワラ系の海藻の間を砂浜まで縫って行けます。

 オニギリを食べていると松の木の向こうの岩にウミネコがやってきて、じっと見つめていた。

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2020/6/14 測深棒のランチャー格納システム

 小さい浜に上陸するときに、ハルが岩に擦るのが心配ではないでしょうか。と言って深すぎると足が届かないってことになります。水深を図る棒があれば解決するはず。

問題はどこに格納するか?スナイプのウイスカーポールの格納を例にブームのランチャーシステムを作りました。

〔作り方〕

 測深棒として1.8mの園芸用の細い竹に半分の0.9mのところに赤いテープを巻いて目印にします。

プラスチェック製醤油の容器を半分に切って、容器の首の方に幅広のゴムバンドを袋状に縫ったものを取り付けます。これで遠くからでも棒がゴムの袋に入ります。

次にこれをブームエンド側に容器を吊り下げ、更に紐で棒を入れたとき後ろに動かない様に固定してかつ、ゴムの袋が下って棒の差し口が上を向かない様にブームエンドからも紐で固定します。

マスト側に醤油の容器の下半分を棒の受け用に吊り下げ、ブームエンド側ゴムのテンションが丁度いい加減のところに動かないように紐で留める。

マスト側からも引っ張って位置を固定するため吊り紐をガムテープでブームに留める。

やってみたらメインシートとの干渉もなく、波の叩かれても棒は外れませんでした。

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2020/6/10 晴れた日には島でおにぎり

 この日塩釜は28℃となりました。丘を下りながら海を見ると霧が出そうな気配。

しかし、前から思っていた野々島と寒風沢島の間の水路を見ながらおにぎりを、ほお張るのに最適の日に思えました。

 1215分に離岸。まずは桂島と舟入島の間を目指します。二ツ島のあたりからは南4m/sと波に押されて、60°の快適なアビーム。

ところが、ウエザーが強く感じるのでティラーを見ると、ラダー下げのロープのクリートのリベットの1つが外れていました。とりあえず結んで留めました。

桂島の石浜アを過ぎてからベアして真ランでおいらん島を目指します。その先の前島に近づくと寒風沢水路の入り口が見えてきます。

水路に入ると、初めてのセーリングボートに興味深々の子カモを親カモが慌てて連れて行きます。

水路の風の弱いところを探し、野々島の渡船乗り場の隣にアマモを踏まない様に岸に寄せました。

牡蠣殻のギザギザからディンギーを守るのに、2Lのペットボトルに1/3水を入れたディンギー用フェンダーが役に立ちました。

 水路を眺めてのおにぎりを食べ1時半には、渡船乗り場での船待ちの人たちを横に見て帰路につきました。

おいらん島の影の手付かずの砂浜を次回の上陸用にチェックしている間に、霧が来たかなと思う間もなく深くなり、

視界300m。桂島と舟入島の間を走ると周りが真っ白で五里霧中です。240°で10分走ると水島が見えるはず。

5分で水島の島影が浮かび本航路の標識も見えてきてホットしましたが、花渕についたら未来の花渕で知らない人ばかりかではないかと心配が募ります。

鍋島と毛無島の間を抜けると霧が晴れ始めました。

2時半に無事、今の花渕に到着しました。リベットの打ち直しを頼んで今日のセーリングは無事終了

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2020/5/31 自分の過ごし方

 この日の昼は、潮風を振りかけた自家製石焼き芋で軽い昼食取りました。その後には、斜路の上に尻を敷き、レンタル艇のバテンポケットの繕いで過ごしました。

新しく設置が終わった斜路の横の浮桟橋では、shichinoResortで始めるらしい海上ヨガの練習をしていました。

 滑らない斜路の部分を広げようと、海藻の剥ぎ取り作業を始めた人もいます。それを見た子供らも入れ替わり立ちかわり加わります。

隣のMorcの倶楽部ハウスからは、朝からの8レースを終えたメンバー達の賑やかな反省会の声が流れています。

 目の前をSUP達が通りすぎてゆきます。「地球の環境を守るんだ」と言った子供に、ごみ袋を渡したら砂浜のプラスチェックごみをいっぱいにして戻ってきてくれました。

いつもの幅広の帽子を被っているSSCメンバーの渡辺さんは、午前中のセーリングの仕舞の時に気が付いたバーゼルの修理で走り回っていました。

 2人の若い男達はメゴチを採るぞと用意万端で乗り込んできました。

穏やかな日曜日です。

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2020/5/30 晴天とディンギー賑やかな花渕

 南風 4m/s。水平線の水色から天頂の青への全天球360°のグラディエーション。空気も澄んでいて、昼間から半月が見え、夕方には泉ヶ岳から栗駒山、金華山までのスカイラインが美しく広がり驚きのクリア度です。

先週に比べ人出は落ち着いたもののディンギーは繁盛です。久々クラブ活動再開の高校生や、レンタル、SSCのメンバー、自艇のビジターの計9艇が花渕の海を帆走しました。

 私と、もう一艇のレーザーは航路の向こうから小浜港の防波堤まで片道30分の競争をしました。途中までリード?していたのですが、クド島の北側の海藻帯では突き抜ける場所がなく、しばらくセンターボードやラダーを押さえる海藻の手を振りほどき続けました。コース選びは慎重に!

 大変なお知らせがあります。地理院地図にも名前だけ載っている小浜港内の雀島(島といっても2人が立てる程度の岩)が、鬼が手で割ったように真っ二つの姿になっています。

どなたか、理由をご存じの方教えてください。

(写真をクリックすると大きくなります。真ん中写真は拡大すると上の方の半月がわかります)

 

2020/5/24 賑わいの花渕

 5/21の宮城県の非常事態宣言の解除後最初の週末を迎えた花渕は、Y23の練習会や、防波堤の釣り人々、砂浜ではアサリ取り(許可のある人以外は密漁となりますので注意してね)、砂浜での磯遊びの家族連れ、なんとなく奥まで来た人たちでいっぱいとなりました。

釣りのお兄さんのお話;小浜港の防波堤から沖合200mは砂地が広がっているんで、カレイやヒラメが狙い目だけど今日は海が濁るほどウネリガ入っていて全然だね。

これから季節のアイナメが一匹だけ。

アサリ取りのおばあさんのお話;今年は全然とれないね(土嚢袋の1/3くらいのアサリを見せて)。震災の後取りすぎたんでねぇの。

斜路に腰かけて出てゆくディンギーを見ていたお姉さん2人;・・・・・(なかなか帆走しないわね。帰ろっと)

斜路でディンギーを出そうとしていたセーラー;レンタル艇のMe号の艤装をチェックも終わり颯爽と出ていく前にラダーのクリートロープに手間取り汗汗。

みなさんで、久々の外の空気を満喫していました。

 

(写真をクリックすると大きくなります)

 

2020/5/27 Laserの艤装

 人それぞれの艤装がありますが、レンタル艇では時間がかからないように4艇とも共通にします。

第一弾として、webサイトで見かけた艤装を記録しておきます。

        クリックすると画像にリンクします。

        NDAsailingTEAMhttps://www.youtube.com/watch?v=pJPdf7UJbWQ引用しています。)

1.トラベラーロープ

シンプル。ティークルはなし。ただし、もやいのループに通してクリートへ行くとき、ループでずれないようにここで結んでおく。

2.ラダー

3.マストの接続

4.セールのセット

 ※バテンをバテンポケットに入れたら、シバーの時バテンが抜け落ちないようにガムテープなどで塞ぐ

 ※バテン1本2,500

5.バング

シングルブロック1個とダブルブロック2個で構成。

6.カニンガム

マストアイに留めてカニンガムホールに通したロープの先にシングルブロック。これを「上のブロック」と言うこととする。

次に、長いロープの片側を上のブロックに通し、その先端にシングルブロックをつけ(下のブロックと言う)、根本はマストアイに留める。

これにより、ロープは2分されることとなる。ロープのもう一方の端を下のブロックに通して下げ、デッキ上のクリートまでリードする

7.クリューアウトホール

先ず、ブーム側のロープをデッキまで誘導するため、ブームとマストの交点上にシングルブロックをロープで留める。これを「交点のブロック」と言う。

長いロープをデッキ上のクリートから交点のブロックを通しブームに沿わせて、途中にシングルブロック(ブーム上のブロックと言う)を通してロープの端をブームのクリートアイの端に留める。

別のロープの端をブーム上のブロックのアイに留めて、片方はブームエンドのアイに通しクリューアウトホールを通し、戻ってブームエンドのアイに留める。

8.マスト抜け防止&センターボードのゆるみ止め

カニンガムはティークルが1/4のため、10cmカニンガムを緩めていたらマストが抜けます。

マストのアイとデッキのブロックを短い紐で結んでおきます。

9.メインシート

 

2020/5/27 ティークルの力の求め方

 レンタルディンギーの艤装を確かめていると、そういえばティークルはよく使っているけど、力の求め方が気になりました。

引く力とロープを引く距離は反比例として、ロープを引く距離を求めます。

図は、http://www.crane-club.com/study/dynamics/sheave.htmlから引用しています。

 

CACE-1

内瘤と中瘤は1対1で引き上げる

ただし、その間に中瘤は1上がる

内瘤は1上がった分と引いた分1を足して2となる。

外瘤はこれに、自分で錘を1引き上げた分を加える。

これを数式で表すと

〔固定端からの距離に着目〕天井からの引く距離は(天井方向の延長をマイナス)

中瘤=−1

内瘤=1×(−1)+1=2

外瘤=−1+−1×(2)=−3

 

CASE-2

                                                                         

左から

1揚げるのに左2は2(1+1)

左4は2+2=4

左6は4+2=6

 

CASE-3     

下の左から

左2は1+1=

左4はブロックの移動量が1でなく2なので

1を2に入れ替えて

2+2=4

左6はブロックの移動量が1でなく4なので

4+4=8

 

2020/4/4 世界で一番海に近いタンポポに見送られて桂島一周に出発しました

 この日は、南東の風4m/s。桂島を一周しました。所要時間は1時間57分(11:37スタート13:34ゴール(もやいからもやいまで))です。

記録へのチャレンジをお待ちしています。

出向前の準備も、ナットを増し締め、携帯とお金とおにぎりと水を確認して万端ぬかりなく、

 たぶん世界で一番海に近い場所で咲いている斜路の上のタンポポとAthenaのみなさんの見送りを受けて颯爽と出航。

のつもりでしたが、クリューアウトホールにダウンロープを忘れていました。

桂島と野々島の間の、江戸時代のメイン航路ではプレジャーボート3隻が釣りをしていました。

後ろから迫ってきた観光船をかわして桂島港を過ぎると遠く花渕が見えほっとしました。帰りは吉田浜の方からクローズで上がってきました。

 追伸。先週SEAMGRIPを塗って補修済みのドライスーツでいきよくよく、斜路にはいったら、たっぷり浸水。また、10箇所ほどの浸水箇所を発見しました。

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